ハーレーダビットソン パンヘッド ミッション 分解作業 スプロケ編

パンヘッドのミッション分解 Panhead 1954
パンヘッドのミッション分解

パンヘッド ミッション 分解作業

 

パンヘッドのミッションは

分解すると相当に痛んでいることがわかります。

 

手入れしていない車両は

まず痛んでいます。

パンヘッド ミッションにたどり着くまで

 

ミッションを車体から下ろすことなります。

それだけでも一苦労します。

  1. オイルタンクのオイルを抜く
  2. オイル供給経路のパイプを外す
  3. オイルタンクを外す

ここまできてやっとミッションが外れます。

 

慣れていない人でも順調に行えば1時間くらいで

ミッションを車体、フレームから

下ろすことが出来ます。

 

なぜミッションが痛むか

 

エンジン回転数に合わせて

シフトチェンジをしないからです。

 

エンジン、ミッションが回っているのに対して

クラッチを踏むタイミング、

1速、ニュートラル 2速 3速 4速

とカムのドッグに引っかかる回転数で

クラッチを入れなければなりません。

 

つまり手感覚でタイミングを探らないといけません

ガリッと音がしたら

 

ガリッと音がしてミッションを

動かしたなら確実に

ミッションに入れる

【ドッグ】【ミッションの歯車】【ミッション自体に】

干渉して擦れるか、傷になるでしょう

 

そうならないために

 

十二分に操作を気をつける必要があります。

 

ですから特に若い人の乗っていた車両は

ミッションをまず疑います。

 

むりやりシフトを入れるからです。

無理矢理シフトを入れるのはやめましょう

 

どうしてもミッションが入らなかったら
もう一呼吸置いてからシフトを入れる癖を
付けましょう

長く整備していない車両は整備しましょう

 

考えてみて下さい。

ミッションでガリッと音がした瞬間

回転している機械が無理して

削られているのです。

 

削られていると言うことは

機械同士に傷が出来ます。

 

そうなると機械同士から鉄粉が出ます。

 

その鉄粉がいつまでもミッションケースの

中身を回り巡っているのです。

ションオイルを交換したとき

 

多少なりともスラッジは出ますが、

今回はちょっと多めだと思ったときは

ミッションOHのタイミングです。

 

ミッションを下ろしたら

 

かんたんに外れるところは全部外しましょう
 


 

駆動部は強力にしまっています

パンヘッド クラッチロックナットは

強力に締っています。

インパクトを使わないと

かんたんに外れてくれません。

 

まず奥の付け根に回り止め
ワッシャーが入っていますから
必ず爪を寝かせましょう

 

通常はドライブチェーンかベルトに

ドライブ ロックツールをかませて

インパクトで外します。

 

パンヘッド クラッチロックナット

ここは逆ネジです
クラッチを押すシャフトが入っていますので
外したら必ず新品に交換しましょう
取り付けの時は付け根に回り止め
ワッシャーが入っていますから
必ず爪を起こしましょう
ハーレーダビットソン パンヘッド クラッチロックナットを外す クラッチロックナットを外してクラッチハブが取ることが出来ます
クラッチロックナットを外して
クラッチハブが取ることが出来ます
固着している場合はガスバーナーで少し
暖めると良いでしょう。

クラッチハブのシャフトに注目

 

クラッチ板の シャフトの傷

無理にクラッチを突っ込んだ形跡が
よく見られます。
シャフト部分を良く確認して下さい。
シャフトに断付の傷が
あったら交換をして下さい。
クラッチ板が正常に
動いていない証拠です。

 

メインシャフトスプロケットの分解

パンヘッド スプロケット
ハーレー 工具
メインシャフトスプロケット ナットレンチ
を使用しましょう
パンヘッド スプロケット
ここからもオイルが漏れますので
外したら交換しましょう

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