オイルプレッシャーゲージ 修理
旧車に乗っていて突然
計器が壊れたことはありませんか?
絶版パーツだと入手出来ないので
直してでも
使いたくなります。
使えなければ観賞用の骨董品
またはゴミになってしまいます。
オイルプレッシャーゲージが
壊れてしまい
どうしても直して欲しいということで
修理を致しました。
オイルプレッシャーゲージ とは
測定する計器です。
油圧ランプ
油圧が低下すると点灯するランプが
付いております
油圧が低下すると
バイクにとってそれは死を意味します。
オイルがエンジンに回っていないので
エンジンが焼け付くと言うことです。
人間で言うと脈絡低下
心不全という状態です。
機械は電気ショックじゃ直りません。
今回は絶版バイクパーツと言うことで修理を
特別にお受け致しました。
kijimaのオイルプレッシャーゲージ
絶版だそうです。
です。
オイルプレッシャーゲージ故障の症状
故障の症状
● 0点がずれている
● 2~4kg/㎠で針の動きが渋い
一旦分解してみました。
分解しないと原因がわかりません。
オイルプレッシャーゲージ分解の際の注意
このオイルプレッシャーゲージは
蓋がカシメてあります。
カシメを外してゆかないといけません。
ガムテープで養生しました。
細いマイナスドライバーで
カシメを外してゆきます。
またレンズ面が下になるので
レンズ面にも気を遣い
養生しておきました。
オイルプレッシャーゲージ全分解
入っています。
オイルプレッシャーゲージ ブルドン管の点検
点検したところ、
ブルドン管 中心のギヤに汚れがあり
それがメーターがスムースに動かない
原因でした。
オイルプレッシャーゲージの修理
オイルプレッシャーゲージの修理
ブルドン管のギヤの汚れを取り
●針抜きで針を一旦抜いて
●0点にもどします。
オイルプレッシャーゲージを元どうりにする
外ぶた中の清掃
ガラスの清掃
メーターパネルの清掃
0点の修正をしたら
元に組み付けて完了です。
オイルプレッシャーゲージ カシメの難点
カシメを上手く収めるのが
最大の難点でした。
上手く収めないとレンズが入りません。
ここも根気強く外したところを
精密ドライバーで押し戻したり
小槌でたたきながら納めます。
オイルプレッシャーゲージ 修理完了
オイルプレッシャーゲージ 修理完了 通常のブルドン管ですので
エアで動作を確認しました
スムースにメーターがあがります。
ぴったりと0点に戻るので気持ちが良いです。
まとめ
オイルプレッシャーゲージを
修理しましたが
本業で行っている
ガスの圧力調整器と
一緒でした。
唯一の難関
外したり、納めたりするのは
根気が要ります。
※相当に時間がかかります。
最終的に直って良かったです!