キャブレター S&S Gキャブレター つるしの状態では不調になります

Panhead 1954

キャブレター S&S Gキャブレター

 

非常に有名なキャブレターです。

ドラッグレースが盛んな made in USA です。

 

基本は1970年代中盤から

ハーレーダビットソンで標準に採用されていた

ケイヒンキャブレターと構造は一緒です。

 

Gキャブの口径は約52mm (とにかくデカい、、、)

 

通常のケイヒンキャブは35mmと38mmでした。

口径から言ってもデカすぎます。

それだけガソリンを吸い込むという事です。

だから速いんです。

 

しかも、Gキャブは加速ポンプがついております。

無造作にスロットルをあおると

プラグがかぶってしまいます。

 

S&S Gキャブレター

 

これが大人気です!

 

後になると優秀なCVキャブレターや

FCRやTRMがでてきてガソリンの気化、

ミスとの様に細かいガソリンが噴射されますので

効率が良く働きますが、

 

S&S Gキャブレターは生に近いガソリンが

シリンダーヘッドに放出されます。

その為

ドカンと爆発したような加速感が得られます。

 

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調整さえすれば使用できます

 

S&Sはアメリカのメーカーですから

日本のスロージェット パイロットなどの

呼び方が異なっておりました。

(今は日本の呼び名にあわされているようですね。)

日本でいうチョークという呼び名は 向こうではエンリッチナー

最初は何を言っているんだかわかりませんでした。

 

ジェット類がそろっているので

調整さえうまくいけば乗れるレベルになります。

(最終的に加工してスローは調整したと思います)

 

ただ、普段乗りにするには口径は気にした方が良いでしょう。

ジェットを交換しても口径が大きいと吸込み量も多いので

どこかのスピード域で不具合がでます。

 

例えば中速程度のスピードから高速に加速する際に

吹き返しが出たりすることが多いです。

 

その反面ものすごく速い加速です。

相当驚くと思います。

 

ちなみに購入した時についてきたS&S Gキャブレターは

全く調整されておらず、

スロー、ジェットを最小に合わせて何とか、、、

という感じでした。

 

これは個人個人の趣味の問題ですから

どうのこうの言いませんが、

S&Sのキャブレターはもともと

セルスターター向けのキャブレターです。

キックスターターだと約1回転クランクが回る程度ですので

エンジン始動には不向きといえましょう。

 

しかし姿がカッコいい

 

ローライダーが流行っていたころ

皆こぞってS&Sのキャブレターを付けました。

キャブレターカバーも含め、姿が

カッコいいんです!

以下過去の記事です


carburetor-s&s-is-in-a-bad-condition

2006-05-21 23:01:56
パンヘッド キャブ調整 
S&Sのキャブレターが付いていましたが、
つるしのセッテイング状態では
ガスが濃すぎるようです。
なかなかエンジンがかかりません。
直ぐにかぶってしまいます。
口径が大きすぎるんです、、、
セルスターターの使用ですから
キック始動のバイクではさらにつらい
※プラグがかぶりやすい
#パンヘッド#ショベルヘッド #ハーレーダビットソン
キャブレターS&S

キャブレターS&S

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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