Kフレーム スポーツスター 入庫
配線をいじったら動かなくなってしまった
といいうことで持ち込まれたスポーツスター
1. 造形美
2.エンジンのトルク感
3.車体の大きさ
見ていてもわくわくします。
スポーツスター 配線修理
果たしてどこが悪いのでしょうか?
細い、とにかく細い!
これがそそりますね。
結論からショベルヘッドの配線は死んでいました
どこからでもテスターが導通してしまう。
・根本の原因がなに一つわからない
とりあえず動けばいいや程度の
やっつけ仕事でした。
この車両、
ハーレー専門の販売業者からの
購入と聞きましたが、
とても悲しい気分になります。
ショベルヘッド スポーツスター オーナーの話を聞いて見る
1年ほどまえに、食事を節約してやっと100万円で購入した車両とのこと
個人売買での購入です。
売主は地方のショップだそうです。
別に地方のショップでもかまいませんが
車両という物はかけた金額によって
値段が高いか、安いか大体わかる物です。
※中にはたちの悪い業者もいます。
ショベルヘッド スポーツスター 100万円は高いか、安いか
正直に考えて安いとおもいます。
現在輸入車、ガソリン車の車両の値段が高騰していて
本来のバイクの値段ではなくなっています。
それでも業者さんは30万円から60万円で
アメリカからひっぱってきます。
ということはのこりの金額が利益となりますから
商売としてはあまり重整備はしない事になります。
重整備をするとたちまち数万円の費用がかかり
もうけが減るのです。
ショベルヘッド スポーツスター の配線確認
分解してみると思った通りでした。
かろうじて電気が通るようにしている配線でした。
アメリカから引っ張ってきて
そのままの配線です。
1.配線自体50年近くたっているので硬化している
2.たこ足配線で無理な負荷がかかっている
3.ギボシ配線が多様してあり、
いつショートしてもおかしくない
ショベルヘッド スポーツスター 入手の時を知っています
この車両、
入手の時を知っています。
実は私の親族の車両ですが、
うれしくて私のもとに乗り付けて
やってきました。
エンジン音を聞く限りでは、
異音がありませんでした。
アメリカ人好みのカスタムや、
ビッグキャブレターが気になっていた位です。
それだけが救いです。
ショベルヘッド スポーツスター 輸入車両の常識
アメリカではガレージがあり
自宅でバイクをカスタムする文化があります。
1.配線がグチャグチャなのが当たり前
(動くようにアメリカ人が適当にいじるからです)
2.エンジンも異音がすれば内部を疑います。
(フリーマーケットで買ってきた合わない部品が
入っている場合があります)
3.走行距離が長い、もしくはドラッグレースでこき使われたエンジンが多い
(これも文化です。日本人のように車両を大切にしません)
※貴重な車両は外国でも大事にされています。
こういった文化があるので表面上きれいな車両を
眺めていても、
実際は中身を開けてみるまではわからないのです。
※全てがこれに当てはまるとはかぎりません。
ショベルヘッド スポーツスター の配線交換
配線図があるのでそのまま
配線を片っ端から外しました。
ちょうど友人でサーバーの配線を
仕事にしている職人さんが
いましたので面白がって
手伝ってくれました。
流石に汚い配線には閉口していました、、、、
ショベルヘッド スポーツスター の配線交換 3/4終わる
1.充電系統
2.点火系統
3.ブレーキランプ系統
4.ハザード系統
5.ライト系統
6.ソレノイド スターター系統
この辺をやっつければ完成です。
自分で順番通りやればなんてことありません。
ショベルヘッド スポーツスター 購入の注意点
古いバイク購入の注意点
古いバイクは自分で整備出来る事が前提です。
もしくはお金があり、ショップに任せられる
経済力が必要です。
私は趣味で何度もレストアをしていますから
苦ではありませんが、
人のバイク修理ではお金を頂くこともあります。
修理したり、整備したりする時間を
お金に換えているのです。
見合うお金を支払いましょう。
これから旧車を買う人への注意点
1.どこまで整備してあるか確認する
2.金額とで整備内容の金額を天秤にかける
3.ただ安いだけでとびつかない
(レストアの技術があり、時間もお金もある人だけは別です。)
4.相場より安い車両は相当に覚悟しましょう。
車両に100万円 整備に100万円かかることも珍しくありません。
5.ショップで信頼があるところ以外は
”全部整備してあるから大丈夫!”
を安易に信じないことです。
6.まだ個人でコツコツ作業しているレストアラーのほうが
信用できます。
(人をみて判断してください。)
頼もう、、、というのはなるべく避けて下さい。
自分で整備すると言うのが基本です。
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