キャブレター S&S Gキャブレター
非常に有名なキャブレターです。
ドラッグレースが盛んな made in USA です。
基本は1970年代中盤から
ハーレーダビットソンで標準に採用されていた
ケイヒンキャブレターと構造は一緒です。
Gキャブの口径は約52mm (とにかくデカい、、、)
通常のケイヒンキャブは35mmと38mmでした。
口径から言ってもデカすぎます。
それだけガソリンを吸い込むという事です。
だから速いんです。
しかも、Gキャブは加速ポンプがついております。
無造作にスロットルをあおると
プラグがかぶってしまいます。
S&S Gキャブレター
これが大人気です!
後になると優秀なCVキャブレターや
FCRやTRMがでてきてガソリンの気化、
ミスとの様に細かいガソリンが噴射されますので
効率が良く働きますが、
S&S Gキャブレターは生に近いガソリンが
シリンダーヘッドに放出されます。
その為
ドカンと爆発したような加速感が得られます。
調整さえすれば使用できます
S&Sはアメリカのメーカーですから
日本のスロージェット パイロットなどの
呼び方が異なっておりました。
(今は日本の呼び名にあわされているようですね。)
日本でいうチョークという呼び名は 向こうではエンリッチナー
最初は何を言っているんだかわかりませんでした。
ジェット類がそろっているので
調整さえうまくいけば乗れるレベルになります。
(最終的に加工してスローは調整したと思います)
ただ、普段乗りにするには口径は気にした方が良いでしょう。
ジェットを交換しても口径が大きいと吸込み量も多いので
どこかのスピード域で不具合がでます。
例えば中速程度のスピードから高速に加速する際に
吹き返しが出たりすることが多いです。
その反面ものすごく速い加速です。
相当驚くと思います。
ちなみに購入した時についてきたS&S Gキャブレターは
全く調整されておらず、
スロー、ジェットを最小に合わせて何とか、、、
という感じでした。
これは個人個人の趣味の問題ですから
どうのこうの言いませんが、
S&Sのキャブレターはもともと
セルスターター向けのキャブレターです。
キックスターターだと約1回転クランクが回る程度ですので
エンジン始動には不向きといえましょう。
しかし姿がカッコいい
ローライダーが流行っていたころ
皆こぞってS&Sのキャブレターを付けました。
キャブレターカバーも含め、姿が
カッコいいんです!
以下過去の記事です
carburetor-s&s-is-in-a-bad-condition
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