発想がちがう!酸素ゲージ Part.2
先日、日本に適するように改造してほしいと
ご依頼された酸素ゲージです。
分解しながら検証しましたが、
各部品ともに低コストで仕上げられておりますので、
製品の価格の安さには納得がいきました。
前回の続きです。
これから購入を検討されている方に お伝えしておきます
特徴として
1.国産の酸素ビンには足ねじを交換しないと、取り付けられません。
2.各部、ロックタイト(ねじ止め)を散布されているので
高圧がかかる為、長期使用には不向きです。3.安全基準のうるさい日本では使用を指摘されるかもしれません。
4.各パーツともに低コストであります。
5.落としたら、すぐに壊れそうです。
※国産の製品より脆弱です。
個人的な疑問は
1.ゲージ、計測器の材質です。
ブリキだと思いますがペラペラですぐに
曲がってしまいます。2.取り付け部、ねじ止め材で固定されており
簡単に取れてしまいました。3.アポロコックが国産のものと会うかどうか心配です。
※シールテープをうまく使用すれば大丈夫でした。4.内部のダイヤフラムのゴムの品質に疑問がある。
※ケレップ(押し弁)は確認しませんでした。
外国製品を整備するのは初めてではありませんが、
国産の酸素ゲージを修理、調整する治具が
全く使用できないので
一度購入して、何かトラブルがあったら
あきらめるしかありません。
プラスチックの上蓋を外すだけで勇気がいります。
部品ごとのねじのサイズが国産と全く別です。
まとめ
ゲージの指している圧力には疑問が
ありましたが、
上記の事を納得していただければ、
製品的には問題はないと思います。
これだけ徹底的にコストを削減している製品は
初めて触るので驚愕しましたが、
逆に感動すら覚えました。
そこそこの機能で、安く、大量に
多くの人に使用してもらう。
そんな思想なのかなと思いました。
加工や調整に時間がかかりましたが、
個人的に非常に興味があったので
楽しませていただきました。
↓個人的には以下の製品がおススメかなと思います↓