カワサキZ400FX インプレッション /夏休み帰省で出会った

夏休み帰省で出会ったカワサキZ400FX –
バイク愛好者の心を揺さぶる名車との邂逅かいこう

プロローグ:夏の帰省路で起きた運命的な出会い

夏休みの期間、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ぼくは妻の実家への帰省という、
年に数回の貴重な時間を過ごしていました。
都心部から車で約1時間半の道のり。
普段の慌ただしい日常から離れ、
のんびりとした時間の流れを感じながらのドライブは、
心身ともにリフレッシュできる大切なひとときです。

しかし、この何気ない帰省路で、
ぼくのバイク愛好者としての心を
激しく揺さぶる出会い
が待っているとは、
この時はまだ知る由もありませんでした。

ガソリンスタンドでの劇的な邂逅かいこう

車で1時間半ほど走ったところで、
燃料計の針が危険域を指していることに気づきました。
途中でガソリンが少なくなり、
慌ててガソリンスタンドに立ち寄ることに。
場所はちょうど茨城県に入ったあたりでしょうか。
夏の午後の強い日差しが照りつける中、
セルフサービスのガソリンスタンドに車を
滑り込ませました。

給油を始めようとしたその時、
隣の給油所にけたたましい音をなびかせて
1台のオートバイが滑り込んできました。

カワサキF400FX
その瞬間、ぼくの時間は止まったような
感覚におちいりました。

それはカワサキZ400FX
真っ赤なボディに絞りハンドル、
そしてモリワキの直管仕様
まさに旧車會きゅうしゃかい仕様の完璧な仕上がりでした。

カワサキZ400FXという伝説的な名車

Z400FXの歴史と特徴

カワサキZ400FXは、1979年に登場した
カワサキのフラッグシップモデルです。
当時としては革新的なデザインと性能を誇り、
多くのバイク愛好者の憧れの的となりました。
特に1980年代から1990年代にかけて、
若者たちの間で絶大な人気を博し、
現在でも旧車市場では
非常に高い評価を受けています。

中学生時代の憧れ

実は、カワサキZ400FXが発売されていた頃、
ぼくは中学生でした。
だからカワサキZ400FXのことはよく知っていたのです。
ちなみにぼくの好きなカラーリングは
タイガーカラーでした。
これは当時とても人気があり、
ぼくも雑誌や実車を見て憧れを持っていた車両でした。
ボデイは黒に黄色とグレーのストライプ
まさに虎を思わせる迫力あるデザインで、
中学生の心を強くとりこにしていたのです。

目の前に現れた完璧な仕上がり

ぼくの目の前に現れたZ400FXは、
そんな歴史ある名車の魅力を
余すところなく表現した逸品でした。

  • 真っ赤に塗装されたガソリンタンク – 夏の陽光を受けて宝石のように輝いていました
  • 絞りハンドル – 当時のカスタムスタイルを忠実に再現
  • モリワキの直管マフラー – エンジンの鼓動が直接的に伝わる音響の魅力

そして何より印象的だったのが、
モリワキの直管マフラー。
この音響的な特徴こそが、
Z400FXの魅力の真髄と言えるでしょう。
エンジンの鼓動が直接的に伝わってくる、
まさに機械と人間が一体となる感覚を
演出してくれます。

若きライダーとの短い時間

バイクにまたがっていたのは
20歳台と思われる若いライダーでした。
ヘルメットを脱いだ瞬間、
その若々しい表情が印象的でした。
きっと彼にとって、このZ400FXは
単なる移動手段ではなく、
青春そのものを体現する
特別な存在
なのでしょう。

彼はパッと給油を済ませると、
ぼくらより先に颯爽さっそうと走り去って行きました。
その後ろ姿を見送りながら、
ぼく自身の若い頃のバイクライフを思い出していました。

蘇る青春の記憶

  • 純粋な憧れと情熱
  • 風を切って走る爽快感
  • バイクの本質的な魅力

時が経つにつれて忘れがちになる、
これらの感覚を
改めて思い出させてくれた瞬間でした。

バイクから遠ざかった日々への反省

ぼくは最近バイクに乗っていないので、
少し感傷的になっていたのかもしれませんが、
あまりのかっこよさに心の底から感動しました。
仕事や家庭の事情で、いつの間にか
バイクとの距離が広がってしまった
自分自身への反省の気持ちも湧いてきました。

バイクの持つ特別な意味

バイクという存在は、
単なる趣味を超えた、
人生の一部とも言える特別なものです。

  • エンジンの鼓動
  • 風を切る感覚
  • 自由への憧れ

これらすべてが、現代社会の複雑さの中で
失われがちな、
人間本来の野生的な感覚を
呼び覚ましてくれるのです。

帰宅後の衝撃的な価格調査

そんな余韻に浸りながら家に帰り、
「あのカワサキZ400FXはいくらくらいするんだろう?」
という疑問が頭から離れませんでした。
好奇心に駆られて、
さっそくインターネットで検索を開始しました。

ヤフオク!での失望

まず最初にヤフオク!を覗いてみましたが、
その状況には正直なところ失望しました。

  • 値段は論外
  • 未整備な物が多数出回っている
  • 車両の状態や整備歴が不明な物件が大半

とても真剣に検討する気にはなりませんでした。

専門サイトでの衝撃的な発見

次にgooバイク(カワサキX400FX)などの専門サイトで
検索してみると、
衝撃的な現実が待っていました。
状態の良い車両で400万円という価格です。
これは、ほぼぼくの持っている
ハーレーダビッドソンのパンヘッドが
買えてしまう値段に相当します。

若いライダーへの敬意

あの若者もそれだけの金額を出して
愛車を買ったんだなぁと感慨深かんがいぶかかったです。
20代でこれほどの投資をするということは、
きっと相当な覚悟と愛情を持って
このバイクと向き合っているのでしょう。
その真剣さに改めて敬意を感じました。

旧車市場の現状と価格高騰の背景

価格高騰の主な要因

この価格高騰の背景には、
いくつかの要因があります。

  • 希少性の高さ – 生産終了から数十年が経過し、市場に出回る台数が限定
  • コレクター需要 – 良好な状態を保った車両への高い需要
  • 投資対象としての注目 – 純粋なバイク愛好者以外の参入
  • 部品入手の困難さ – 純正部品の希少性とメンテナンスコスト

特に良好な状態を保った車両は
希少価値が高く、
コレクター需要も相まって
価格が押し上げられているのです。

若い世代への影響

これは喜ばしいことでもある一方で、
若い世代がこれらの名車に触れる機会を
奪ってしまう側面
もあり、
複雑な心境です。

さらに、メンテナンスや復元に必要な
純正部品の入手困難さも、
価格に大きく影響しています。
専門的な知識と技術を持つ
整備士の存在も重要で、
これらすべての要素が絡み合って
現在の市場価格が形成されているのです。

旧車會きゅうしゃかい文化への複雑な思い

しかし、Z400FXの魅力を語る上で
避けて通れないのが、旧車會きゅうしゃかいの存在です。
彼らの爆音(コールと言うらしい)には、
正直なところ閉口へいこうしてしまいます。

社会的配慮の欠如への懸念

特に小さい子供が近くにいるのに、
アクセルをガンガン開けて
音の暴力をたたきつけるような行為
には、
同じバイク愛好者として
強く反対の立場を取らざるを得ません。

真のバイク愛好者としての責任

  • 周囲への配慮 – 社会との調和を保った楽しみ方
  • マナーの徹底 – 次世代への良い影響
  • 文化の継承 – バイク文化の素晴らしさを伝える責任

バイクの魅力は確かに音響面も含めた
総合的なものですが、
それが周囲への迷惑や配慮を欠いた
形で表現されるべきではありません。
真のバイク愛好者であれば、
社会との調和を保ちながら
趣味を楽しむべきだと、ぼくは考えています。

同じバイク愛好者なのに、
この点だけは受け付けられないのが
正直な気持ちです。
マナーやモラルを守りながら、
バイク文化の素晴らしさを次世代に
継承けいしょうしていくことが、
ぼくたち先輩ライダーの責任でもあると感じています。

帰路での思索と感慨かんがい

ぼくらは途中でラーメンを食べ、
長い道のりを経て家路につきました。
給油所での短い出会いでしたが、
その後の道中ずっとZ400FXのこと
頭から離れませんでした。

心に刻まれた記憶

  • 美しいフォルム
  • エンジンの響き
  • 若いライダーの情熱的な表情

すべてが鮮明に記憶に刻まれていました。

家族との時間を大切にしながらも、
心の片隅では再びバイクとの時間を
取り戻したいという思い
が強くなっていました。
年齢を重ねるにつれて、
安全性や実用性を重視するようになりがちですが、
あの瞬間の感動は、
バイクが持つ根源的な魅力を
改めて思い出させてくれました。

エピローグ:永続的な憧れへの敬意

結論として、
あのカワサキZ400FXは素直にいいなぁ
心から思いました。
価格の高さや旧車會きゅうしゃかい文化への疑問は残るものの、
その存在そのものが持つ魅力は
決して色褪せることがありません。

バイクの本質的価値

バイクとは、単なる機械を超えた、
人間の情熱と夢を具現化した
芸術作品のような存在
です。
Z400FXのような名車が
現在でも多くの人々を魅了し続けているという事実は、
その普遍的な価値を証明しています。

今後への想い

今回の出会いを通じて、
改めてバイクの魅力
自分自身のライダーとしてのアイデンティティを
見つめ直すことができました。
いつかまた、風を切って走る喜びを
味わいたいという思いを胸に、
この夏の特別な思い出
大切にしていきたいと思います。

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カッコいい古い時代のステッカーです。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。

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