江戸川区 有限会社 藤井商店
藤井直樹と申します。
@fujii_shoten
江戸川区で中古機械販売
コンプレッサーの修理
ガスバーナーの分解修理を
専門に行っています。
エアコンプレッサーが故障して、修理に悩んでいませんか？
今回は日立ベビコンの整備を致しました。
年度の定期点検です。
- 日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 0.75P-9.5V
- 程度の良い 日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 0.75P-9.5V
- 日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 チェック項目
- 日立 ベビコン 100V 1馬力のベルトの整備
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 安全弁の調整
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 圧力スイッチ点検
- エアコンプレッサー日立純正 圧力スイッチ
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 圧力スイッチ点検 圧力計で確認
- 日立 ベビコン 100V 1馬力のドレンコックの整備
- 日立 ベビコン 100V 1馬力のバルブの状態の確認
- 日立 ベビコン 100V 1馬力の シリンダー ピストンの状態の確認
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 ピストンリングの確認
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 ピストン シリンダーの確認
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 エアフィルターの装着
- 日立 ベビコン 100V 1馬力 整備点検完了
- エアコンプレッサーのマグネットスイッチで お困りではありませんか？
日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 0.75P-9.5V
程度の良い 日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 0.75P-9.5V
初見では特に問題なさそうな感じでした。
それもそのはず、クリーンルームに設置してあったからです。
※外装の汚れもほとんどありません。
しかし長くこの機種を使うとなると
定期的なオーバーホールが必要です。
日立 ベビコン 100V 1馬力の整備 チェック項目
- Vベルト
- 安全弁の調整
- 圧力スイッチ
- ドレンコック
- バルブの状態の確認
- ピストンとシリンダーの状態
- ピストンの状態
- オイル交換
- 電源
- エアフィルターの点検、交換
チェック項目が細かいと思いますが、
これくらい確認しないと整備になりません。
日立 ベビコン 100V 1馬力のベルトの整備
早速分解してゆきます。
Vベルトを確認するためには
裏側の防護パネルのボルトを外すだけです。
まずはVベルトの状態を確認。
付いていたVベルトはゴムが硬化して
カチカチの状態でしたので、
交換して正解でした。
日立ベビコン Vベルトのテンション
ぼくは仕事柄いろいろな現場で
コンプレッサーを見ていますが、
皆さんVベルトのテンションをかけ過ぎです。
指で押して約1cm～2cmたわむくらいにVベルトのテンションを調整して下さい。
ベルトのテンションはモーターの4個のボルトを緩めて調整します。
Vベルトはもちろんモーターから圧縮機までの力の伝達に
使用されていますが、そのほかにも理由があります。
モーターは再起動時に強く回りますから
力が伝わりすぎない用にVベルトで力の
テンションを調整しています。
日立ベビコン Vベルトのテンションを強くかけるとどうなるか？
Vベルトのテンションを強くかけると
モーターの軸のベアリング
圧縮機本体のベアリングに影響を
与えます。
Vベルトのテンションをかけ過ぎたために
モーター、圧縮機が破損した例も見ております。
日立 ベビコン 100V 1馬力 安全弁の調整
コンプレッサーを
しばらく使っていて
安全弁からエアが
吹き出した事はありませんか？
エアーが吹き出しているままだと
エアーが満タンにならず
モーターだけ回っている状況です。
調整は整備の再、
必ず行って下さい
日立 ベビコン 100V 1馬力 圧力スイッチ点検
この部品は劣化でよく壊れる部品です。
外観は薄汚れていますが、中身はしっかり動作していました。 
この日立 ベビコン 圧力スイッチは
上限が0.98mpa停止 再起動0.78mpaとなっております。
圧力の上限、下限の設定は出来ますが、
メーカー側でシールしてありますので
勝手に変更しない方が良いです。
繊細で壊れやすいです。
方法はネットに書いてありますが、
あくまでプロ向けの説明文です。
素人でも出来ますが、思うようにならなかった後の
リカバリーが大変です。
参考程度にしましょう。
エアコンプレッサー日立純正 圧力スイッチ
ご自身のご使用になっているマグネットスイッチが分らない場合は
下記までご連絡ください。
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| 2端子です | 2端子です | 2端子です | 4端子です |
日立 ベビコン 100V 1馬力 圧力スイッチ点検 圧力計で確認
市販の圧力計はそれほど正確にはできていません。
圧力をかけないで0点がずれていれば
圧力計のカバーを外して針を付け直しましょう。
コンプレッサーは振動の多い機械です。
そのため圧力計の針がずれることが多いです。
日立 ベビコン 100V 1馬力のドレンコックの整備
エアコンプレッサーは大気を圧縮して空気を貯めます。
大気を圧縮するので水分も同時に圧縮するので
エアタンク内に水が溜まります。
エアタンク内はむき出しの鉄ですから、
水がかかると酸化してさびが発生します。
エアコンプレッサーのドレンコックをひねると、
水と一緒に赤いさびた水もでてきます。
これは正常です。
整備するときは一度ドレンコックを外しましょう。
ドレンコックを外してパーツクリーナーで掃除をします
シールテープをまき直して取付完了です。
日立 ベビコン 100V 1馬力のドレンコックの整備注意点
必ずエアの圧力が0mpaになっているか確認してから
外して下さい。
その他注意点
- 水やエアが出てこないときはさびで中のドレンパイプが詰まっています。
コンプレッサー専門店でゴミを取り除いてもらってください。
- 水と一緒にドロドロのオイルが出てくる
これは圧縮機のバルブの異常、ピストンリングの異常が考えられます。
- ドレンコックの付け根からさびて折れてしまった。
以上はエアコンプレッサー修理屋さんでしか対処出来ません。
放置しておくと必ずエアコンプレッサーが壊れます。
日立 ベビコン 100V 1馬力のバルブの状態の確認
日立ベビコンの圧縮機ヘッドを外す
4本のボルトを外して、プラスチックハンマーで
軽くたたくと圧縮機のヘッドがはずれます
圧縮機のバルブの状態を確認
写りが悪いですが、このバルブの状態は良好です。
不良のバルブはオイル焼けの跡が残っています。
日立 ベビコン 100V 1馬力の シリンダー ピストンの状態の確認
圧縮機内部のピストン シリンダーを目視確認します。
非常に程度が良いです。
日立 ベビコン 100V 1馬力 ピストンリングの確認
この状態で少し動作させてみましょう。
ピストンリングが劣化していれば
ヘッド上部にオイルが出てくるはずです。
写真ではわかりにくいですが、
しばらく動作をさせてオイルが出てくるか確認しています。
結果は良好！
一滴もオイルが出てきませんでした。
日立 ベビコン 100V 1馬力 ピストン シリンダーの確認
ここまで来ると圧縮機は問題ないと分ります。
ピストンのピストンリングした（スカート部分）は細かな擦り傷は
有りますが、大きな問題ではなさそうです。
念のためピストンの外径を計測しておきます
念のためシリンダーの内径を計測しておきます
相当に管理が良かったため
減りが全く見られません。
日立 ベビコン 100V 1馬力 コンロッドのガタを確認
コンロッドのベアリングが痛んでいると
ガタガタ音が出てくる箇所ですが、
手で動かした公差感は100分代で全く問題なしです。
日立 ベビコン 100V 1馬力 圧縮機内部 洗浄
圧縮機のオイルを排出して
圧縮機内部を大量のパーツクリーナーで洗浄します。
こうすることで汚れたオイルが点検窓に付かなくなります。
汚れたオイルは完全に排出します。
オイルの汚れがあるだけであなたも、
お客様も嫌な気持ちになりますので、
大量のパーツクリーナーで洗浄します。
日立 ベビコン 100V 1馬力 圧縮機組み付け
今回は紙のベースガスケットが上手くはずれたので、
シリンダーヘッド合わせ面に液体ガスケットを薄く塗ります。
日立 ベビコン 100V 1馬力 圧縮機オイルドレンコック組み付け
必ずシールテープを巻いて適度な強いトルクで締めましょう。
日立 ベビコン 100V 1馬力 オイル交換
新しいコンプレッサーオイルを注入します。
日立 ベビコン 100V 1馬力 レギュレターホース交換
レギュレターまでゴムのホースが付いてましたが、
ヒビが入って今したので交換致しました。
日立 ベビコン 100V 1馬力 ON/OFFスイッチ付け直し
以前管理されていた方のセンスが良いのか、
サーマルつきのON/OFFスイッチが付いていました。
100Vのエアコンプレッサーは再起動時に
モーターに強い電気の負荷がかかります。
通常のON/OFFスイッチでもかまいませんが、
万が一に圧縮機やモーター、コンデンサーの故障が有ると
ブレーカーがとぶばかりではなく
火災になる恐れがあります。
ただ、取付方が針金固定で見てくれが良くないので、
M4のタップを通して固定しておきました。
日立 ベビコン 100V 1馬力 エアフィルターの装着
エアフィルターは必ず設置しましょう。
エアコンプレッサーの寿命に関わる部分です。
外気の状態が悪いのにエアフィルターを装着しないと
内部にゴミが入りバルブ、ピストン、シリンダーを傷つけます。
日立純正部品であればしっかりと装着できます。
- 蓋を外して矢印を合わせます
- 一度押し込んでネジが引っかかっているのを確認して
- 時計回りに回して”カチッ”とロックすれば
装着完了です。
日立 ベビコン 100V 1馬力 整備点検完了
- Vベルト
- 安全弁の調整
- 圧力スイッチ
- ドレンコック
- バルブの状態の確認
- ピストンとシリンダーの状態
- ピストンの状態
- オイル交換
- 電源
- エアフィルターの点検、交換
これだけ点検して整備完了です。
しかしまだ残っています。
バルブのチェックです。
エアを満タンにして丸1日放置致します。
その間各部にリークチェックを
ふりかけエアの漏れを確認します。
アズワン ガス漏れ検知用スプレーリークチェック
ＬＣ 8-5662-01
丸1日放置して3気圧以上下がれば
ぼくとしてはお客様にバルブの交換をお伝えします。
他の機械にエアコンプレッサーを接続して
圧力が下がってくるのは違う問題ですから
良く確認して下さい。
3気圧以上の圧力の減りくらいでは問題はありませんが、
バルブの劣化の判断は難しいのです。
全体的なバランスを注視しなければなりません。
この日立 ベビコン 100V 1馬力は丸1日で
わずかに0.02mpa下がった程優秀です。
※メーター読みで針が少し下にずれたか？
と言う状態です。
これで安心してお客様にお渡しすることが出来ます。
エアコンプレッサーのマグネットスイッチで お困りではありませんか？
ネットでは色々とマグネットスイッチが出ていますが
もしあなたが電気に詳しくなければ手を出さないで下さい。
中には配線図しか書いてありません。
読み解く事は簡単ではありません。
藤井商店では詳しい解説書付でお届け致します。
※間違った配線は火事になります。
ご自身のご使用になっているマグネットスイッチが分らない場合は
下記までご連絡ください。
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