ガスバーナーは土木でよく使われる?
日常生活において身近な存在の土木工事。
土木工事にはガスバーナーが用いられることが多く、
解体をスムーズにする道具として必需品です。
しかしながら、その操作方法についてご存じの方は少ないと思います。
土木で使用するガスバーナーの特徴は
土木工事においてガスバーナーは必要不可欠の存在です。
土木と言っても種類がさまざまありますが、
現場の状況によって作業内容が変わります。
ガスバーナーは普通の工具では分解不可能な箇所を切断したり、
腐食が進み分解が難しい箇所をスピーディに
解体したりする時に使われます。
腐食劣化していきます。
穴を掘る工事では補強のための
既設の鉄筋が出て来て 作業に支障をきたします。
劣化が進み工具では分解できないところを
金属を溶かして切断できるのが、
ガスバーナーなのです。
ガスバーナーにも多くの種類がありますが、
切断するためのガスバーナーは金属を切断する時に使用されるものです。
ガスボンベをセットして使用することで
火力も安定し、スムーズに土木工事を進めることができます。
ガスボンベはカートに乗せて移動するのが一般的です。
燃料ガス(アセチレンガス、もしくはLPガス)と
酸素の2つを燃焼させることで、
3,000℃という高温を保ち、金属でもすぐに溶かし切断します。
土木工事でガスバーナーを使用する工程は?
土木工事でガスバーナーを使用する際には、
燃料ガスと酸素ボンベの(瓶)と
ガスゲージのバルブをオープンにします。
次に着火して炎の大きさを調節します。
どの金属を切断するかで炎の大きさや
ガスの濃度が変わってきますので、
専門的な知識も必要になるのです。
炎の調節ができましたら対象物に当てていきます。
対象の金属の色がオレンジ色になるまで加熱し、
切断する際にはガスバーナーの酸素側、高圧バルブを開けて、
母材が白っぽいオレンジになってから
バーナーを少しずつ動かしていきます。
切断は比較的簡単にできますが、
切断面の仕上がりが炎の大きさや
ガスの濃度が影響を与え、
技術の差がでてしまうところです。
-
燃料ガスバルブを開ける
-
混合バルブを開ける。内炎の大きさを整える
-
高圧酸素バルブを開ける。適した内炎 外炎の大きさに整える
切断する金属の種類や厚みを考えてガスバーナーの
炎の大きさを変える必要があり、
材料の厚みによっては
火口(ガスバーナーの先端部分)の選定が必要になります。
アセチレン、LPガス用はそれぞれ火口の内部形状が異なります。
火口の口径の大きさA1~A3まであります。
A1は薄物 A3は厚物を切るという認識さえあれば大丈夫です。
土木用のガスバーナーはさまざまなメーカーから販売されており種類も豊富で、
操作性に優れたものもあります。
簡単に金属が切断できるガスバーナーですが、
精密な寸法が出しにくいというデメリットもあります。
熱を加えることで切断しますので、熱の歪みが出てしまうのです。
土木でガスバーナーを使用する際には炎の調整や当て方が職人の見せ所です。
ガスバーナーのサイズと形状を考えて使用する
土木に使用されるバーナーは種類が豊富です。
プロパンガスにつないで使用するものはプロパンガス自体が大きいため、
ガスバーナーのサイズ的にも大きくなります。
プロパンガスに取り付けて使用するバーナーの場合は、
道路舗装などで使用する安定の火力を出すことができます。
ホースの長さもそれぞれ異なりますので、
その場面で適宜扱いやすいものを選択することが大切です。
ガスボンベに取り付けるタイプは片手で使用でき、
広範囲を加熱することができます。形状と用途考えて使用することが大切です。
ガスバーナーバーナーを扱うためには講習の受講が必要です
ガスバーナーを扱うためには講習の受講が必要です
ガスバーナーによる溶接、溶断の作業に従事する場合には、
原則として「ガス溶接技能講習」の修了者でなければなりません。
バーナー作業は各現場において幅広く行われており、
また、作業中に使用される装置の欠陥や操作方法の誤りなどにより、
大きな爆発や火災がしばしば発生している事実があるのです。
こうした見地から、労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則において、
可燃性ガスと酸素を用いて行う金属の溶接・溶断・加熱の作業に従事する者は、
2日間にわたり学科講習と実技講習を受講することが定められています。
まとめ
火気を扱う危険な作業でもあることから、ガスバーナー作業者は
【ガス溶接技能講習】を修了しなければなりません。
またガスバーナーによる一定の実務経験を積めば、
ガス溶接作業主任者免許試験の受験資格が得られます。
土木工事においてはガスバーナーが使用される場面が非常に多いです。
サイズと形状をしっかり理解して使用しましょう。
↓逆火に強いガスバーナー↓