QCADによる図面作成 / 「修理職人が語る、20年ぶりのCAD再挑戦記」 | ガス切断器 圧力調整器 コンプレッサー修理 東京都【藤井商店】

QCADによる図面作成 / 「修理職人が語る、20年ぶりのCAD再挑戦記」

QCADによる図面作成 CAD
こんにちは はじめまして!
江戸川区 有限会社 藤井商店
藤井直樹と申します。
@fujii_shoten
藤井直樹
江戸川区で中古機械販売
コンプレッサーの修理
ガスバーナーの分解修理を
専門に行っています。

「修理職人が語る、20年ぶりのCAD再挑戦記」

~ソフトQCADで描く、技の継承物語~

空が赤く染まる工場地帯の一角で、
ぼくはまたマウスを眺めていた。

画面に浮かぶ白い方眼紙のような空間に、
かつての記憶が残っている。

A型切断器用 火口

A型切断器用 火口

はじめに:今までの20年と新たな挑戦

西暦2000年、まだインターネットが一般家庭に普及し始めた頃、
ぼくはAutoCAD 2D利用技術試験1級の認定を受けていました。

当時は次世代のデジタル製図のパイオニアとして、
誇らしい気持ちで一杯だった。

おかげさまで、金型屋さんに就職できて
生活も一安心したところでした。

しかし、時は流れ、技術は進化し、
そしてあの頃の記憶は霞のように薄かった。

先日までCADを仕事で使っていたと言うことも
忘れていました。

今では、関係の無い【修理の世界】で、
忙しさに忙殺されていたのです。

運命の依頼:ガス切断器という宿命

ある依頼が、ぼくに舞い込んだ。

「図面を起こせないか」

ベテラン職人からの一言が、
ぼくの人生を再び作った図の世界へと
引き戻されるきっかけとなった。

QCADの図面

なぜ今、図面が必要なのか

職人たちの手描きスケッチ。
確かに才能に溢れ、技術が詰まっている。

しかし、それを正確に製品化するためには、
普及的な言語が必要だった。

それは「図面」という存在だ。

👇QCADでの実例製作👇
(実際に設計してつくっている記事です)
【QCAD 製作 実例】オーダーメイドガス切断器の改造と設計

器頭 直頭 A切 パイプ曲げ45度 画像

デジタル時代の選択:CADソフトウェアとの出会い

市場に存在する選択肢たち

  • AutoCAD:王の風格と引き換えに求められる高額な対価
  • EASY DRAW:過去の同僚として集まった思い出深きソフト
  • QCAD:新時代が生まれた、無料とは思えない実力者
  • Illustrator:芸術家の道具として知られる異分野からの参戦者

ありえないガス切断器

CADがつかえると、
こんなあり得ないものも図面上で書くことが出来ます。

QCADとの運命的な出会い

「これだ」

最初にQCADを起動した時、
直感的にそう感じた。
かつてのAutoCADを思わせる操作感。

QCADが秘める可能性

  • 驚異的なコストパフォーマンス
  • 多様な出力形式への対応
  • 現代のデザインツールとの親和性
  • 安定性と信頼性の両立

職人技とデジタルの融合:実践の現場から

ガス切断器の設計図。
モニターに注目される白い線は、
まるで職人の動きを追うように進んでいきます。

ガス切断器 直頭90度 

👇実際に製作したのが下記の動画です👇
 

現場で感じる真価

顧客との認識合わせがスムーズに
データ共有による作業効率の飛躍的向上
信頼性の高い出力結果

新たな課題との戦い

円接点機能との格闘や、
思い通りにならないトリム機能など、
日々新たな課題に挑戦している。

しかし、それこそが技術の進化には
必要な過程なのかもしれない。

エピローグ:デジタル時代の匠を目指して

「郷に入れば郷に従え」

この古い情報が、
最新のデジタルツールを使いこなしても、
重要な指針となっている。

日々少しずつ、確実に。
僕の新しい時代の製図技術をどんどん上げていく。
それは、職人の技とデジタルの融合という、
新たな職人の世界の始まりかもしれない。

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