オイルプレッシャーゲージ 修理 SWスチュワート ワーナー製 油圧計 当時物 修理 kawasaki Z1 KZ1000MK2 | ガス切断器 圧力調整器 コンプレッサー修理 東京都【藤井商店】

オイルプレッシャーゲージ 修理 SWスチュワート ワーナー製 油圧計 当時物 修理 kawasaki Z1 KZ1000MK2

SW オイルプレッシャーゲージ 内部構造 圧力計

オイルプレッシャーゲージ 修理 SWスチュワート ワーナー 油圧計 当時物の修理

これはレアなパーツです。
SW オイルプレッシャーゲージ

油圧計の修理のご依頼です。

SW オイルプレッシャーゲージ

貴重な当時物です。
どうしても使用したいと言うことで
”万が一直らないかもしれないと”
お伝えしてお引き受け致しました。

SW オイルプレッシャーゲージ

通常のバイクや車の場合

古いバイクにはオイルランプが付いていません。
あまり気にしなかったのでしょうか?

機械にとって油圧低下は危険です。

油圧が低下すると言うことは
エンジン内に正常に油圧が
かかっていないと言うことです。

油圧がかからない原因
1.オイル切れ
2.オイルが熱で粘度が保たれない。
オイルが回っていない
つまり機械が壊れると言うことです。

オイルプレッシャ-ゲージ オイルランプの重要性

オイルランプはオイルが回っていない時に
点灯して危険を知らせてくれます。

オイルプレッシャ-ゲージはオイルの圧力の
低下の状態を見ることが出来ます。

いずれにせよ
機械にとっては重要な部品です。

油圧がかからなかったら
すぐに機械、エンジンを停止して
点検しましょう。

”もうすぐ壊れますよ”と言うサインを
逃さないで下さい。

当時物の修理は緊張致します

何度か古いバイクの
メーターや油圧計を直しましたが、
ほとんどの計器はガラスの周りが
カシメられております。
カシメを慎重に外しながら内部を確認します。
SWオイルプレッシャーゲージ

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計の内部

カシメをばらしてガラスを外すと
内部が見えました。

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計の構造

てっきりブルドン管が入っているのかと思いましたが
全く違う構造で驚きました。
SWオイルプレッシャーゲージ

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計 はブルドン管がない

ブルドン管は仕事で分解調整していますが、
このタイプは初めて見ました。

ブルドン管は真鍮の渦巻きで
内部にオイルや空気が入ったり
出て行くことで針が動きます。
ブルドン管
👇圧力計の記事はこちらをご覧下さい👇
圧力計修理
真鍮の風船

 

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計 の動き

SW オイルプレッシャーゲージ 内部構造 動き

油圧計 の動き
1.オイルの圧力で真ん中のなまり玉が前方に出てきます
2.中心の針金にあたり曲線上になまり玉があたり動きます
3.メーターの針の支軸に中心の針金がつながり針が動くことによって
圧力が測られます

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計 不良原因

SW オイルプレッシャーゲージ 内部 問題点

動かない原因は
中心の針金とメーターの支軸と
つながる部分が外れてしまっています。

SW オイルプレッシャーゲージ 油圧計どうやって直すのか?

肝心の中心の針金とメーターの支軸と
つながる部分はブリキで作られています
元々の構造がどうだったかわかりませんが、
ブリキの部分が欠損しています。

修理方法の検討

理屈としてはブリキが外れた部分を
ろう付けで足して動くようにすれば
いいとわかりました。

疑問点が二つ

中心の圧力を受けたときに出てくる
なまり玉が上手くメーターを動かす針金の曲線を
動かしてくれるのかどうか疑問です。

よく観察してみるとなまり玉が結構
こすれて平らになっているからです。

SW オイルプレッシャーゲージ 内部 問題点2
押し上げるだけだから
いいのかもしれません

疑問点がもう一つ

中心のなまりは
オイルを止めてくれるのか?

ゆるゆるだったらオイルが漏れます。

以上の2点はなんとか
理屈上理解して解消されました。
修理しながら検証してゆきます。

スチュワート ワーナー製 油圧計 修理

最終的に理解したことは
当時物の部品自体が
※作られていた時点で
良くない物で
更に経年劣化の為全体が
ゆがんでしまっています。

直しても良くない結果になります。

全部作り直せば良いのでないか?
それは誤りです。

時間とコストを考えると
現実的な話ではありません。

オイルプレッシャーゲージのバネを交換する

全くダメな部品は
中に入っているバネです。

テンションが弱くて
使い物になりません。

ギターの弦で4本作り直して
一番加減の良い物を納めました。

スチュワート オイルプレッシャーゲージ

これで機能的には働くはずです。
スチュワート オイルプレッシャーゲージ バネをいれる

スチュワート ワーナー製 オイルプレッシャーゲージ 修理 結論

このオイルプレッシャーゲージは
修理しない方が良いでしょう。
リタイヤされた方が
趣味でやる文には
一向にかまいません。

最後にかしめるとき
内部の部品がゆがんでいるので
均等にテンションが
かかるカシメ器が必要になります。

この修理はやらない方が良いかもしれません。

とにかく時間がかかります。

困っている方もいらっしゃいますが、
修理代は現在に換算すると15万円です。
しかし15万円をかけてもちゃんと直る物かわかりません。

元々ができの悪い製品だからです。

👇こちらの記事も参考にして下さい👇

https://fujiisyouten.com/2022/05/25/oil-pressure-gauge-disassembly-and-repair-method/
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