エアコンプレッサー 動作の点検
過去の動作確認ですが、
手順をご覧ください。
マグネットスイッチへの
配線の事も話しております。
コンプレッサーの肝
□ タンクの下の腐食、ドレンコック
□ 圧力弁
□ 車輪の固着
□ モーターのうなり
□ 安全弁
□ 圧力スイッチ
□ アンローダー式
マグネットスイッチ
マグネットスイッチはモーターの大きさ、
圧縮機の容量に対して
適切なものを選びましょう。
原則
圧縮機容量 モータ容量(2.2kw)→マグネットスイッチは2.2kw 3馬力
圧縮機容量 モータ容量(3.7kw)→マグネットスイッチは3.7kw 5馬力
使用してください。
サーマルが(熱感知スイッチ)ついているモデルは
圧縮機容量 モータ容量にダイヤルを合わせましょう。
1.5 2.2 3.7 とマグネットスイッチした部分
オレンジ色のメモリに矢印があります。
容量に対してメモリに合わせましょう
タンクの下の腐食、ドレンコック
空気は圧縮すると水が溜まります。
ドレンコックが付いていますが、
1週間に一度くらい、
(できれば終業後毎日)
水抜きをしてください。
タンクの中は鉄でできていますので
長い時間水が溜まっていると
タンクの下の方からさびて穴が開きます。
ドレンコックもサビが詰まり水や空気が
抜けなくなります。
ドレンコックが詰まったら
↓日立ドレンコック↓
(画像がリンクになってます)
タンクに穴が開いたら
原則あきらめましょう。
あきらめない手もありますが
ご相談ください。
圧力弁
空気を圧宿する大事な場所です。
エア漏れを確認しましょう
石鹸水を周りに付けて
気泡が出るか出ないかを確認します。
その他の配管の付け根にも石鹸水を付けて
空気の漏れが無いかどうか確認します。
圧力弁の不具合の症状
・モーターが回っているけど
空気の圧力が上がらない。
・再起動の時モーターが回りきらないで
途中でマグネットスイッチが効いてストップしてしまう
これらの症状は圧力弁不良の症状です。
場合によってはピストンや
ピストンリングの劣化不良もあります。
オイルフリーは寿命が短いので
作業の用途に合わせて
コンプレッサーをお選びください。
一番長持ちするのは従来の
オイル型のコンプレッサーです。
車輪の固着
おおきなコンプレッサーほど重量が重いです。
中には容量によって
300キロ近いものがありますから
移動には車輪が重要です。
固着はたいがいはサビなので
CRC-556の潤滑材を
車輪軸の中心に付けて散布してから
チェーントングでゆっくり回しましょう。
回りにくいようでしたら
ガスで温めてから
ゆっくり回します。
回らない場合
それでも回らない場合、
ガスで温めてから、
プーラーで車輪ごと引き抜きます。
外れ止めのクリップが前方にありますので
取り忘れの無いようににしてください。
外れたら、車輪の内側の錆、
車輪の取り付け支軸の
さびをきれいに落として、
薄くグリスを塗って
再度取り付けるといいでしょう。
モーターのうなり
原因は色々ありますが、
正常に圧力が上がり動作しているのに
モーターから音がするのは
モーターのベアリングの劣化が多いです。
モーターのベアリング交換か
モーター自体の交換になります。
明らかにおかしい場合
コンプレッサーの使用を停止してください。
モーターについているプーリー
(コンプレッサー導入に関しての重量事項)
ご使用している地域によって
大きさが異なります。
関東地域は50hz
50hz用のコンプレッサーを購入下さい。
関西地域は60hz
60hz用のコンプレッサーを購入下さい。
プーリーの大きさが違うと
モーターの回転数や
圧縮機の仕様が変わりますので
新品や中古を入手するときには
充分に注意してください。
故障の原因になります。
マグネットスイッチのついていない
三相200Vのコンプレッサーは
モーターが無理をすると
火災になりますので
ご注意ください。
□ 安全弁
□ 圧力スイッチ
□ アンローダー式
これも重要ですので次回
ご紹介いたします。
コンプレッサー安全弁の調整について
こちらに詳しく記載しております。
過去に販売した商品ですが、
一部点検を紹介しているので ご覧ください。
↓ 電気をやさしく考えましょう ↓
https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11115378
コンプレッサー部品