目次
不動産の売却戦略の立て方
シュミレーションを
してみましょう。
売却したらどうなるか
シミュレーションしてみる
実際に売却戦略を立ててみましょう。
5年前に1Kの区分マンションを
400万円(坪単価約5万円)で購入しました
ネットで売却価格をシミュレーションする
そろそろ売却してもいいかな?と思い、
早速ネットで同じマンションの
売り出し価格を調べてみました。
見つかりました。
同じような間取り物件
① Bさんの物件とまったく同じ間取り
(25m㎡約7坪) で1階、北向き。
価格は370万円(坪単価約55万円)です
物件②は2DK(4㎡ 約12坪) で、同じ3階、南向き。
価格は600万円(坪単価約500万円)です。
物件③もBさんの物件とまったく
同じ間取りで、同じ3階、東南の角部
価格は450万円(坪単価約6万円)です
3物件をよく見て坪単価を比較分析してみると、
次のようになります。
価格が低くなります(53万円)
坪単価は1Kよりも低くなります(50万円)
Bさんの物件よりも
条件がよく高くなります(64万円)
現在、「Bさんの部屋の価格は坪55万~62万円程度、
総額にすると 380万~430万円」
ということになります。
5年間でどのくらいの利益が
出ているのかシミュレーションしてみる
430万円で売却できると
30万円の利益になります。※厳密には建物部分については
減価償却費を控除します。
例
建物価格が200万円で、
減価償却費が20万円だとすると、
購入価格は、400万円ではなく
400万円 -20万円=380万円となり、
利益も430万円 -380万円 =50万円
となります。
ここでは簡略化のため省略しています。
所有期間が5年を超えているので、
長期譲渡所得の税率が適用となり
「30万円×20.315%=6万945 円」、
5年間の賃料収入が
「6万円(月額) 12ヶ月 × 5年=360万円」
となります。
購入時と売却時の経費を引き、
売却益を足すと、
すべての収支計算ができます。
年間の経費が家賃の30%、
購入時と売却時の費用をあわせて、
ざっくり購入価格の15%とすると、
経費は次のようになります。
・購入時と売却時の費用: 400万円×155% = 60万円
経費と費用の合計は168万円となります。
では、利益はどうなるでしょうか。
・5年間の賃料収入: 360万円
・売却益: 30万円
収益の合計は390万円となります。
「390万円-168万円=222万円」となります。
5年間で222万円の純利益となります。
ただし、経費は物件によって
かなり違ってくることがあるので
あくまでも標準的なケースとして
考えてください。
結論は「利益が満足いくなら売るもよし」
「持ち続けてもよし」
足りないというのなら
もう少し様子を見て、
もっと高く売却できる時期を待ちます。
売却依頼を出します。
まずはシミュレーションをしてみることで、
自分の気持ちを整理することができます。
ひとつの選択肢」です。
40代、50代の会社員が300万円を
不動産収入から得る戦略
老後の資金繰りが不安な時代に、
定年後不動産から年間300万円の
収入が入ってきたらうれしくありませんか?
なぜ40代、50代向けなのかというと、
一部銀行からローンを借りて行うからです。
くらいがぎりぎり限度だからでもあります。
年齢にかかわらず銀行は融資をしてくれます。
40代から少しずつ資産形成を
することをお勧めします。
まずは年間100万円の不動産収入を目指しましょう
何年かに分けて区分所有マンション2~3戸を
現金購入することです。
資金は1000万円程度必要になります。
たとえば、東京とその近郊で探すと
以下のような物件がありました。
●Aマンション(東京都)290万円13%
(年間収入77万7000円)
●Bマンション(東京都)450万円11%
(年間収入49万5000円)
●Cマンション (神奈川県)270万円12%
(年間収入32万4000円)
●Dマンション(神奈川県)250万円 12%
(年間収入30万円)
●Eマンション (神奈川県)290万円10%
(年間収入29万円)※年間収入は経費を控除しています。
利回りはすべて実質利回りです。
たとえば、A、B、Cのマンションを買うと、
1010万円 になりますが、
経費を差し引いても
年間100万円以上の利益になります。
市場が過熱していないときで、
現金があるのなら
一気に購入してもいいのですが、
できれば数年に分けてじっくりと
物件を選んでいきましょう。
1棟のアパートまたはマンションを
ローンで購入して年200万円の利益
現金で購入した区分所有マンションから
年間100万円の利益が出たら、
次は1棟のアパートまたは
マンションをローンで購入します。
この場合の頭金は購入金額の
2~3割は必要となります。
たとえば7000万円のアパートを購入する場合に
必要な現金は、1400万~2100万円です。
また仲介手数料や登記費用なども
現金で支払うことにします。
以下7000万円の新築アパートを
購入した場合のケースで説明します。
・購入金額7000万円
・手数料 (約7%) 490万円
・利回り8.5%(年間収入595万円)
・頭金2100万円
・ローン金利 変動 2.5%
・ローン年数:22年
・空室率、固定資産税、
PMフィーなどの経費(経費率) は、
当初10年間は15%、1年目から20%で算定
このシュミレーションで
計算したのが下表です。
●7,000万円のアパートをローンで1棟買いしたときのシミュレーション
期間 | 不動産収入 | 変動率 | 不動産支出 | 経費率 | 不動產収支 | 元利返済額 | 税引前 キャッシュ フロー | 月額 |
契約時 | 595万円 | – | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | – | – | – |
1年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
2年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
3年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
4年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
5年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
6年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
7年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
8年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
9年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
10年目 | 595万円 | 0% | 89万2,500円 | 15% | 505万7,500円 | 292万2684円 | 213万4,816円 | 17万7,901円 |
※ローンは年利で計算しています。
シミュレーションの結果
最初の10年間は200万円以上の利益が出ます。
10年経った段階で売却してもいいのですが、
保有し続ける場合には、
3%の賃料下落と経費率を20%に変更して
シミュレーションし直します。
その結果、利益が少し減少し、
年間170万円程度の利益となります。
しかし10年後、
修繕と魅力的な部屋づくりによる
キャッシュフローの改善は
いくらでも可能です。
このようにして、
区分所有マンションから年間100万円、
1棟のアパートから年間200万円の利益を
得るのは意外と簡単なことなのです。
そのためには早いうちから計画を立て、
頭金を貯めることが必要です。
まとめ
常に勉強は必要です
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