アセチレン ガス その修理だと
爆発しますよ
アセチレンガスで使用する真鍮の材質は、法律で決まっているのですか?
Webでこんな質問欄をみました。
銅の含有率が高い真鍮は使用しないでください
真鍮には色々な合金があります。
「10.アセチレンのガス設備銅及び銅の含有率が62%を超える銅合金」
世間一般の真鍮(ブラス)は、銅65%、亜鉛35%のものです。
また、銅と亜鉛の割合によって、次のように呼ばれる。
丹銅(たんどう):亜鉛が5~20%未満赤みが強い。ゴールドブラスとも言う。
七三黄銅 :亜鉛が30%。イエローブラスとも言う。
六四黄銅 :亜鉛が40%、黄金色に近い黄色を示す。
先日修理をしていてなかなか内部漏れの症状が止まらない
ガスバーナーがありました。
握り手の内部のパイプを疑い
はんだを剥がして分解すると
なんと普通の銅パイプが入っていました。
その修理だと 爆発しますよ
高圧の酸素が通るパイプなので
良いには良いのかもしれません。
以前修理した業者さんの
判断でしょう。
ガス溶接技能講習では銅の含有率が62%を超える銅合金は
使用禁止と謳っています。
握り手内部にはアセチレンが充満していますから
少なくともこの箇所には銅パイプは
使用しない方が良いと思います。
良く検査してみると銅パイプの劣化で
ところどころ細い穴や亀裂が入っていました。
内部漏れというケースです。
修理で判断に迷うところでしたが、
通常のアセチレンで使用可能な真鍮のパイプを
以前に取付けて合った銅パイプを外し
アセチレンの吹管用 真鍮パイプに変更して
銀ろう で付けました。
パイプと本体部取り付けは【 銀ろう 】で取付けます。
『化学爆発では、アセチレンが銅・銀・水銀などの金属及びこれらの化合物と
化合して、爆発性の化合物である金属アセチリドを形成して化学爆発のみなら
ず、着火源となって、分解爆発、燃焼爆発の要因にもなりえます。従って、ア
セチレンに対して上記金属は使用してはいけませんし、銅合金も銅を62%以上
含むものを使用してはいけません。』
修理した結果
内部漏れも解消され、
良い火が出るようになりました。
まとめ
少なくともアセチレンが通る場所には
銅パイプの使用はやめましょう。
危険な要因
爆発の確立を減らしましょう。
材料屋さんによく相談して
材料を選定してください。
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切りたい場所に届かないことはありませんか?
そんな時のロングバーナーです
本体は千代田精機NEO A型(LP用)
長いとしなりますので
補強は6点銀ろう付けしてあります。
これだけ長ければ相当な場所まで届きます。
片手で支えるのがやっとの重さです。
ご要望がございましたらご連絡ください。
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