アセチレンバーナーにLP用の火口を使用してはいけない訳
LP用の切断機に火を点火して火が付きにくいことはありませんか?
それは ガス の 燃焼速度 が原因です
プロパンガス(LP)はアセチレンより最低着火温度が高く 点火しにくい特性があります。
アセチレンは最低着火温度が低く 火がつきやすく 燃焼速度が速いガスです。
日本溶接協会より抜粋 http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0070100060
その為プロパンガス(LP)用の火口はガスの燃焼速度に応じて火口先を改良して
歯車のような刻みを加工し 予熱炎を効率よく安定する役目があります。
火が付きやすく改良してあるプロパン LP用の火口を
点火しやすい アセチレンの切断機に用いると
炎が内部に戻りやすい傾向にあります。
(アセチレンガスを使用した場合)
つまり効率の良いアセチレンのガスバーナーに
燃焼速度の速いガスの燃焼速度を さらに速めることになり
逆火の危険性が高くなるという事です。
逆に
プロパン用の切断機にアセチレン用の火口を付けると
予熱炎は切断火口からのガスの流速に押し流され
火口から離れた位置で安定するか
もしくは吹き消えて非常に操作性が悪くなります。
まとめ
アセチレン切断機にはアセチレン用の火口を使用しましょう。
プロパン用の切断機にはプロパン用の火口を使用しましょう。
厳密に言うと切断機の中身の構造が異なります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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