【溶接機が壊れた!】プロが教える正しい使い方と長持ちの秘訣 | (有)藤井商店 | ガス切断器 圧力調整器 コンプレッサー修理 東京都【藤井商店】

【溶接機が壊れた!】プロが教える正しい使い方と長持ちの秘訣 | (有)藤井商店

溶接機が壊れた 溶接機

(有)藤井商店では、
修理でお持ち込みいただいた溶接機の使用上の注意点をお知らせしております。

20年以上の経験を持つプロのメカニックが、
溶接機の正しい使い方と長持ちさせるコツについて詳しく解説します。

はじめに:溶接機のトラブル、その真の原因は?

多くの現場で「溶接機が壊れた!」という事態に遭遇します。

(有)藤井商店では、お客様から溶接機の修理を頻繁に依頼されますが、
その過程で気づいたことがあります。

それは、多くの場合、使用する側が溶接機の
正しい使い方を知らずに使用しているということです。

残念なことに、修理後に問題が再発すると、

「修理した人間が悪い」と他責にされるケースが少なくありません。

しかし、本当の問題は使用方法にあることがほとんどなのです。

そこで皆さんにお願いしたいことがあります。

それは、溶接機を使用する前に、
必ず取扱説明書をよく読むことです。

また、溶接機が古くなった時のリスクについても
理解しておくことが非常に重要です。

 

これらの知識があれば、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

そして、もし問題が発生しても、
その原因を正確に把握し、適切な対処ができるはずです。

 

なぜ溶接機は壊れるのか?

溶接機が壊れる最大の原因、

それは「使いすぎ」です。

でも、ここでいう「使いすぎ」とは
単に長時間使用することだけではありません。

適切な使い方を知らないまま使用を続けることで、
知らず知らずのうちに
溶接機にダメージを与えてしまっているのです。

 

安全装置の役割と限界

最近の溶接機には、機械を守るための安全装置が付いています。
この装置は、溶接機が熱くなりすぎると
自動的に電源を切ってくれる優れものです。
しかし、この安全装置を何度も作動させてしまうと、
今度は安全装置自体が壊れてしまう可能性があります。

たとえば、エアコンを1日中つけっぱなしにするのと似ています。
エアコンは部屋が設定温度になると自動で止まりますが、
それを何度も繰り返すと、エアコン自体に
負担がかかって寿命が縮むのと同じことです。

 

電源コードと溶接ケーブルの長さの問題

溶接機を使う際、電源コード(専門用語で1次線と呼びます)と
溶接ケーブル(2次線)の長さにも注意が必要です。

例えば、コンセントから遠い場所で作業するために、
電源コードを20メートルも30メートルも延長して
使っている現場をよく見かけます。

しかし、これは溶接機にとって大きな負担になります。
なぜでしょうか?それは「電圧降下」という現象が起きるからです。

電気は長い距離を流れると、
途中で少しずつ弱くなっていきます。

これが電圧降下です。
電圧が下がると、溶接機は正常に動作するために
余計な力を使わなければならなくなり、
結果として機械に負担がかかるのです。

溶接ケーブルも同じです。
長すぎるケーブルを使うと、
溶接時の電流が弱くなり、
溶接の品質が落ちるだけでなく、
溶接機自体にも負担がかかります。

 

溶接機を長持ちさせるコツ

では、どうすれば溶接機を長持ちさせることができるでしょうか?

以下に、重要なポイントをまとめました。

  1. 適切な休憩を取らせる: 溶接機も人間と同じで、休憩が必要です。連続で使用する時間に制限があることを覚えておきましょう。例えば、1時間溶接したら20分休むというように、作業時間と休憩時間のバランスを取ることが大切です。
  2. 電源コードと溶接ケーブルは短く保つ: 可能な限り、電源コードと溶接ケーブルは短いものを使いましょう。長いケーブルが必要な場合は、太めのケーブルを選ぶことで電圧降下の影響を少なくすることができます。

定期的なメンテナンス

溶接機も定期的なメンテナンスが必要です。特に以下の点に注意しましょう

  • 電源プラグやケーブルの接続部分がしっかり締まっているか確認する
  • 本体や冷却ファンのほこりを定期的に掃除する
  • 異音や異臭がしないか注意を払う

適切な溶接棒の選択

溶接機の能力に合った溶接棒を使用することも重要です。

溶接機の説明書を確認し、推奨されている太さや種類の溶接棒を使いましょう。

 

  1. 作業環境に注意: 高温多湿の環境や、ほこりの多い場所での使用は溶接機に悪影響を与えます。可能な限り、清潔で乾燥した環境で使用しましょう。
  2. 説明書をよく読む: 各溶接機には、製造元が定めた適切な使用方法があります。説明書をよく読み、推奨される使用方法を守ることが大切です。

 

溶接機の寿命を考えた作業計画

溶接機を頻繁に使用する現場では、以下のような対策を考えることをおすすめします:

  1. 複数台の溶接機をローテーションで使用する: 1台の溶接機に負担が集中しないよう、複数台の溶接機を交代で使用することで、
    各機械の負担を減らすことができます。
  2. 定期的な機器の更新: 溶接機を購入してから3年ほど経過したら、新しい溶接機の導入を検討しましょう。
    技術の進歩により、新しい機種はより効率的で耐久性が高いことが多いです。
  3. 作業時間の管理: 1日の作業時間を記録し、溶接機の使用時間を管理することで、過度の使用を防ぐことができます。
  4. 適切なサイズの溶接機を選ぶ: 作業内容に対して過小または過大な能力の溶接機を使用すると、
    機械に無理がかかります。適切なサイズの溶接機を選ぶことで、効率的な作業と機械の長寿命化を両立できます。

溶接機の内部メンテナンス

溶接機の内部メンテナンスは、機器の寿命を延ばす上で非常に重要です。

多くの使用者が見落としがちな点ですが、

実は溶接機の内部はほこりだらけになっていることが多いのです。

 

なぜ内部にほこりが溜まるのか

溶接機は磁気を帯びる性質があるため、

空気中のほこりや金属粉を引き寄せてしまいます。

これらの粒子が内部に蓄積すると、
冷却効率の低下や電気系統のトラブルの原因となります。

内部清掃の重要性

定期的な内部清掃は、溶接機の性能維持と寿命延長に直結します。

以下の手順で内部清掃を行いましょう:

  1. 電源を完全に切り、プラグを抜いた状態で作業を行う
  2. 製造元の指示に従って、安全に内部パネルを開ける
  3. エアーダスターを使用して、内部のほこりを丁寧に吹き飛ばす
  4. 特に冷却ファンやヒートシンク周辺は入念に清掃する
  5. 電気系統の接続部分にほこりが溜まっていないか確認する
  6. 清掃後は、パネルをしっかりと閉じる

注意点

・内部清掃は、経験のある人が行うか、専門家に依頼することをおすすめします。

・清掃の頻度は使用環境によって異なりますが、少なくとも年に1-2回は行うべきです。

・清掃時は、繊細な電子部品を傷つけないよう注意が必要です。

まとめ:溶接機との上手な付き合い方

溶接機は私たちの大切な仕事のパートナーです。

正しく使えば、長年にわたって信頼できる働きをしてくれます。

しかし、間違った使い方をすれば、

あっという間に故障してしまいます。

ポイントをおさらいしましょう

  1. 使いすぎに注意し、適切な休憩を取らせる
  2. 電源コードと溶接ケーブルは短く保つ
  3. 定期的なメンテナンスを行う(外部だけでなく内部も!)
  4. 適切な溶接棒を使用する
  5. 作業環境に気を配る
  6. 説明書をよく読み、守る

これらの点に注意を払うことで、

溶接機の寿命を大幅に延ばすことができます。

また、突然の故障による作業の中断や、
期せぬ修理費用の発生も防ぐことができるでしょう。

溶接作業は、多くの産業において欠かせない重要な工程です。

その中心となる溶接機を大切に扱うことは、
作業の質を高め、コストを抑え、
そして何より安全な作業環境を維持することにつながります。

プロの技術者として、これらの知識を活かし、
溶接機との良好な関係を築いていきましょう。

適切な使用と管理を心がければ、溶接機は必ず応えてくれます。

溶接機のことで悩んだら、このアドバイスを思い出してください。

きっと、あなたの溶接機も長く、
忠実に働いてくれることでしょう。

(有)藤井商店は、お客様の溶接機のトラブルや疑問に対して、
専門的なアドバイスと修理サービスを提供しています。
溶接機に関するお困りごとがありましたら、
お気軽にご相談ください。
当店では、単なる修理だけでなく、
お客様に正しい使用方法と維持管理の重要性をお伝えし、
溶接機との長期的な良好な関係づくりをサポートいたします。

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ゲージ 圧力計 PF1/4 0.25MPa アセチレン LPゲージ用 ヤマト産業

圧力計
ご覧いただきありがとうございます。

低圧の圧力計は
良く壊れます。

圧力計が壊れたら
交換が必要です。

外径Φ60
厚み30
全体高さ90
スパナ差し込み角 14
PF1/4ですので
茶色いパッキンが
別に必要です。

※シールテープは不可です。

ご覧いただきありがとうございます。

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