【たった20分で既決】逆火したガスバーナー
解体でガスバーナーを使用していて
うっかり火口を母材にくっつけてしまった
火口をスパッタでつまらせて
ガスバーナーが逆火で
溶けてしまった、、、
そんな経験はありませんか?
ここでは現場で使える
かんたんな逆火の修理方法を
お伝えします。
バルブの損傷
ろう付けのはがれ等で
使用が危険な場合があります。
逆火したガストーチ
逆火してガスバーナーが使えなくて作業が
止まったことはありませんか?
実は現場で20分もあれば直せるんです
昔は熟練の職人さんがやっていた
修理方法ですが、世代が変わって
その技術は伝わっていないのが現状です。
本格的な修理にはかないませんが、
一時的な銀ろう付けで
ガスバーナーはすぐに使用できます。
しっかりろう付けしてあれば相当使用できます。
専用の加熱器が無くたっていいんです
解体用のロングバーナーの修理は
普段使いようの中切ガスバーナーが1本あれば
出来るって知っていましたか?
ガスバーナーの炎
ガストーチの炎は中切ガスバーナーの常炎、酸化炎
つまり高圧を出さない状態の炎が最適です。
火力調整は母材に近づけるか、遠ざけるかで調整します。
使う道具
銀ろう棒
銀ろうフラックス
紙やすり
ワイヤーブラシ
こんなものです。
徹底的に磨くことが大切です
逆火したガスバーナーの
銀ろう吹き抜けの穴には
ススが溜まっております。
ススや汚れがあると
絶対に銀ろうは付きません。
ガスバーナーの上部を外す
付け根にOリングがありますので外しておきましょう
この状態にします
上の図にはOリングやナットがありますが、
必ず外すようにしてください。
特にOリングは加熱した時燃えてしまいます。
余分な銀ろうを取りのぞきましょう
現場にはろう付けに適しているコンクリートの
資材などたくさんあります。
あぶる際の固定に使用しましょう。
結構温めると銀ろうが光って浮いてきます
温めると銀ろうが浮いてきます。
それと同時に吸い込み管の中、逆火した際に出た
ススも一緒にくっついてきます。
ワイヤーブラシであぶりながら
銀ろうを取りましょう
熱で銀ろうが溶けていますので
かんたんにはがれると思います。
ワイヤーブラシで取り除いた後は
しばらく熱が冷めるのを待って
紙やすりでピカピカに磨きます
銀ろうフラックスを付けます
ぼってりじゃなくていいので
銀ろうフラックスを
付ける箇所、パイプの上の方まで塗りましょう。
吸込み管の方をまた温めます
母材の方を良く温めます。
フラックスが白くなって飴状になるのを待ちます
最初はブクブク言って膨らんできます。
次第に粉上になり白くなります。
半透明の飴状になります。
この状態になったらいよいよ銀ろうを付ける準備です
この瞬間付ける箇所のパイプ同士の境目をあぶります。
赤くなって、白くなった瞬間が付け所です
銀ろうを流し込む
汚れが無く母材もパイプも温まって
熱をかけた所が白くなっていれば
一気に銀ろうは水状になり流れ込みます
冷めるのを待って紙やすりで磨きましょう
冷やすのに一気に水に入れると
急激な温度変化でせっかくろう付けしたところや
パイプが割れてしまいます。
自然に冷めるのを待った方が良いです。
完成です
磨いて穴が無いか確認してください。
銀ろうがみっちり回り込んでいれば
漏れはないです。
わからない場合体験講習もありますので
是非ご参加ください。
https://fujiisyouten.com/gas-burner-gas-gauge-repair-course-for-companies/gas-burner-and-other-technologies/welding-order/
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