あなたは毎回、ガス切断器を使用する前に
ガスパージを行っていますか?
もしかして「面倒だから」「時間がないから」と省略していませんか?
ガス切断器はとても繊細なものです。
ですから踏んだり叩いたりすると簡単に壊れてしまいます。
そっと易しく扱うのが肝心です。
※甘く考えるのは辞めましょう。
👇ガス切断器の取り扱い方👇

一番優しい ガス切断器の使い方
この記事は普段の始業前の注意点を説明いたします。
長持ちさせるためにはこの作業がとても重要です。
結論:ガスパージは絶対に必要です
ガス切断器を使う前にガスパージしましょう。
「なぜそんなことしなきゃならないの?」
お答えします – ガスパージが必要な理由
バルブを解放していても中にススなど劣化
のゴミが入ち混じっているガスが入っているはずです。
※燃焼が悪いはずです。
そのまま点火しても問題はありませんが、
ススなどのゴミが急に燃え出して詰まると失火、逆火の原因となります。
新鮮なLPガス、アセチレンガス、高圧酸素が必要なのです。
ガス講習の時には必ず「使用する前にパージしろ」と説明があります。
※LPガスだと言っても馬鹿にしないで下さい。
ガスパージの仕方(高圧酸素)
充分に周りの期間がないように留意する事
高圧酸素を9mpaに上げてください。(無意味なので10mpa以上上げないように)
- ガス切断器の酸素高圧側に取付けます。
- 火口ははずしてください
- ガスバルブ高圧、混合ガスバルブ、ガスバルブ 全開にします。
- 5秒程で完了です。
ガスパージの仕方(ガスバルブ)
高圧酸素を9mpaに上げてください。(無意味なので10mpa以上上げないように)
- ガス切断器の燃料ガス側に取付けます。
- 火口ははずしてください
- ガスバルブ高圧、混合ガスバルブ、ガスバルブ 全開にします。
- 5秒程で完了です。
以下は弊社の備品でガス切断器の修理の歳には
必ず行っています。
この2点行うだけで作業前の不安がなくなります。
ガスパージを怠るとどうなる?
配管内の汚れたガスが急激に燃焼
火炎が逆流して機器を損傷
作業者の火傷や事故につながる
安定した火炎が得られない
切断品質の低下
作業時間の増加
3. 機器の寿命短縮
火口の詰つまりが頻発
内部部品の劣化促進
修理費用の増加
あなたはこんな経験ありませんか?
- 「急いでいるからパージは後回し」
- 「昨日使ったばかりだから大丈夫」
- 「短時間の作業だから省略」
- 「面倒だからいつもスキップ」
これらは全て危険な考え方です。たった数分の作業を怠ることで、
重大な事故につながる可能性があります。
物事には順番があります。
無視すると危険なので講習でも盛んに言われています。
正しいガスパージの手順
周囲に可燃物かねんぶつがないか確認
換気が十分であることを確認
保護具(手袋・ゴーグル)を着用
酸素バルブを少し開いて3〜5秒間ガスを放出
燃料ガスバルブを少し開いて3〜5秒間ガスを放出
配管内の古いガスを完全に排出
各バルブを一度完全に閉める
適正な圧力に調整
火口の状態を確認
点火装置の動作確認
「時間がない」は言い訳になりません
ガスパージにかかる手間の時間はわずか1〜2分です。
この短時間を惜しんで事故が起きれば、 以下のような大きな損失を被ることになります:
- 機器の修理・交換費用
- 作業の中断による損失
- 安全管理責任の追及
- プロが実践する安全管理
- 毎日のルーティン化
- 作業開始前の必須チェック項目に追加
- チェックリストを作成して確実に実施
- 複数人作業時は相互確認
- 記録の重要性
- パージ実施の記録を残す
- 異常があった場合の詳細記録
- 定期的な見直しと改善
まとめ:安全は妥協できません
「ガス切断器を使う前に、ガスパージをしていますか?」
この質問に自信を持って「はい」と答えられるでしょうか?
安全な作業は、小さな積み重ねから生まれます。
ガスパージは決して省略してはいけない重要な安全手順です。
明日からではなく、今日きょうから、
次の作業から、必ずガスパージを実施してください。
あなたの安全、そして周囲の人々の安全のために。
出来る事ならもう一歩踏み出して
下記の道具を使用して下さい。
👇ガス切断安全装備について👇
必ず確認すること

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何か分からないことがあったら、遠慮しないで経験者や専門家に聞いてください。
一人で無理をしないで、みんなで安全に作業することが一番大切です。
この仕事をしています。
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