江戸川区 有限会社 藤井商店
藤井直樹と申します。
@fujii_shoten
江戸川区で中古機械販売
コンプレッサーの修理
ガスバーナーの分解修理を
専門に行っています。
ぼくは江戸川区で
エアコンプレッサーの修理をしています。
コンプレッサーのエアの圧力が上がらない
内部を開けたらまさかの○○が…
これで2回目に遭遇致しました。
この手の不良は良く有るのだと認識いたしました。
う～ん流石”●オク”
👇コンプレッサー トスコン分解、検証したところです👇
動画の方がよりわかりやすいでしょう。
これはどんなに頑張っても
エアなんか溜まるわけがありません。
人ごとではありませんね、
お客様がひどく困っています。
コンプレッサーの調子が悪いので、
点検して欲しい
近所の工場からご依頼を受けました。
工場が稼働できなくなってしまいます。
急いで伺いました。
コンプレッサーのエアーがたまらない
コンプレッサーのエアーが出ない
1. コンプレッサー圧力があがらない。
2．コンプレッサー圧が上がらない。
3．コンプレッサー空回りしていようようだ。
最初はこんなご依頼でした。
この前までなんとか動いていたけど
急に圧力が上がらなくなってしまった
お客様からの事前聞き取りです。
工場に出向いて調査しました。
工場の中で点検したぼくは
こりゃ、簡単にはいかないぞ
と思いました。
コンプレッサーを店で試験してみると
弊社で細かく調べないと
原因が特定できないと言うことで
持ち帰りました。
非常に調子が良い。
圧力メーターはぶっ壊れていました。
モーターは調子よく回りますが、
圧力があがるようすが全く見られないのです。
コンプレッサーがないと仕事が出来ない
ただ、ぼくが、このコンプレッサーを
持って行ってしまうと、工場の生産が
完全にストップしてしまうのです。
※コンプレッサーは壊れているので
すでに、工場の生産はストップしていました。
コンプレッサーは工場の自動機に使われているのです。
コンプレッサーを自動機で製品を圧縮したり
吹き飛ばしたりすることに使用されているので
この工場にとってはコンプレッサーが
生産ラインの生命線です。
コンプレッサーがないとお金が稼げません。
これも事前に情報をいただきましたので、
手持ちの貸し出し用のコンプレッサーを
お貸ししました。
なんとか生産ラインはうごきました。
コンプレッサーが調子が良くても圧力があがらない
経験上、原因はいくつかあります。
1･古いコンプレッサーは1次側、もしくは2次側に、
圧力解放のバルブスイッチがあります。
それが開いていたのかも？
改めて確認するとこの機種は
バルブスイッチがありません。
2･タンクに穴が空いている？
タンクの穴あきや配管のエア漏れをチェックしました。
通常動作させる時、エア漏れは耳で確認出来ます。
念のため、リークチェックを
まんべんに振りかけました。
エアの漏れ全くなし。
圧力スイッチ、
安全弁、
ドレンコック、
エアフィルター、
どこにも異常がありません。
3･バルブが折れている？
バルブが折れていれば
空気は圧縮しません。
バルブ近辺から”スカスカスカ”と
音がします。
またエアフィルター側の入り口からも
吸込みが極端に弱くなるのですぐに分ります。
結構な強さで外気を吸込んでいます。
これも当てはまりません。
4･ピストンリングが折れている？
ピストンリングが折れていたら
正常に稼働しません。
症状はオイル注入口が上の方にありますが、
異常にオイルと空気が上がってきます。
完全にピストンリングが折れていると
異音で気づきます。
これも当てはまりません。
コンプレッサーの不良を探る
これ以上は内部をうたがう、
しか有りません。
迷わず、即分解です。
名品 東芝コンプレッサー
分解してバルブを見ましたが、
非常に優秀です。
iwataや日立はバルブの１箇所がネジ留めされているので
長時間、長期間の使用や
コンプレッサーのメンテナンス不足で、
ネジ留めの部分からバルブが折れる
ことが良く有ります。
今回は東芝、コンプレッサー
バルブ、吸気、排気が別体、別部屋に
覆われているのでバルブが折れる心配が
少ないのです。
しかもバルブ2点ボルト止めです。
だから30年も、40年も機械が壊れないのだと
感心しました。
※東芝コンプレッサーはいまは 製造されていません。
部品供給も不安なところです。
エアフィルターは何とか入手できています。
コンプレッサーを分解する
このコンプレッサーは2段圧縮です。
コンプレッサーの圧縮機の正面から見て、
コンプレッサーの右側のシリンダー（1次圧縮）でまず空気を圧縮して
コンプレッサーの左側のシリンダー（2次圧縮）で更に圧縮して
タンク中に空気を貯める方式です。
コンプレッサーのバルブを外した瞬間、、、、
あっ！
ぼくは声をあげました。
入っているはずの（2次側）ピストンが
どこにも見当たりません。
見間違えかと思い、
ドライバーを突っ込んで確認しました。
最終的にシリンダーを外しましたが、
ピストンが入っていないのです。
つまりこの東芝のコンプレッサー、
ピストンが1個で稼働していました。
念のため、
反対側（１時側）からも分解して見てみました。
ピストン、コンロッドから
そっくりありません。
これは人為的な行為の問題です。
自然にピストン、コンロッドが
なくなることはありません。
理屈的には、無理がありますが、
ピストン1個でも空気はつくられます。
ただ、2段圧縮なので10気圧には届かず、
常に周り続ける状態になります。
コンプレッサーが壊れることになります
無理をして動作しているコンプレッサーは
そのうちにモーターに負荷がかかり、
マグネットスイッチ、圧力スイッチに熱が加わり
本格的に内部が破壊されるという具合です。
※マグネットスイッチのなかにサーマルリレーが
入っているので
壊れる寸前にサーマルリレーの
安全装置が働いて動作が止まります。
時間がうんとかかりますが、
直らない事はありません。
東芝コンプレッサーは生産中止で
純正部品の入手はとても厳しいですが、
他のメーカーとの代用でなんとか修理はできます。
しかし工場での稼働を考えると
修理に時間もかけていられません。
総合的に判断して
既に壊れていますが、
このコンプレツサーは廃棄です。
今まで使えていたと言うのが不思議な位です。
コンプレッサーを買っていただくことになりました
藤井商店では江戸川区の工場での
コンプレッサーの万が一に備え
整備済みのコンプレッサーを用意しています。
コンプレッサー バンザイイワタ 3馬力 14気圧 完全整備済み
工場のエアの消費量から考えて
3馬力以下のコンプレッサーでは
上手く工場のラインが稼働しないと
考えたのです。
IWATA バンザイの3馬力 中圧(14気圧)
エアタンクは大容量の220L
(通常は130Lです）
これだけの能力があれば工場が上手く
稼働すると判断致しました。
これは弊社で中まで分解してテストを
1ヶ月以上にわたってした物です。
圧力の低下、バルブからのエア漏れ一切無しです。
1ヶ月経っても圧力計のエアが下がりません。
エアコンプレッサーを工場に設置する
中圧（14気圧）をそのまま工場の機械に
つなぐと圧力が高すぎて
万が一、工場の機械が壊れることがありますので、
レギュレターで7気圧にまで落としてから
コンプレッサーをセットしました。
エアコンプレッサーを工場に設置した結果
バッチリ上手くいきました。
大型エアタンクの利点、中圧（14気圧）の利点を生かし
レギュレターで7気圧で制御することで
コンプレッサーも頻繁に稼働することがありません。
弊社が納めた製品なので
何か問題があったときにすぐに対応できます。
社長から感謝されました
コンプレッサー代金はすぐにご入金頂きました。
ありがとうございます。
壊れた東芝 トスコンの入手経路をおたずねしたところ、
少し口が渋かったのですが、
●●オクで入手したようです。
（ピストンがないというのはこれで2回目です。）
売られた経緯は分りませんが、
買った人が気の毒です。
流石にまともな人は
こんな製品は出品しないでしょう。
（自身でどんな品物か分っているはずです。）
やすいからと言って
闇雲に●●オクに手を出すのは
よく考えて下さい。
結果、入手した金額の倍以上の
整備費が発生することは珍しくありません。
コンプレッサーはあなたの工場の生産に直結します
ぼくはあなたの生産ラインが止まらないように
コンプレッサーを整備販売しています。
勉強は常に欠かせません
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ご参考までに、
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