エアーコンプレッサーからのエア漏れ 点検方法 修理方法
コンプレッサーからのエア漏れ
ここではコンプレッサーが
不調の時、どこをみるべきか
症状に合わせて
説明したいと思います。
コンプレッサーからのエア漏れは
やっかいです。
探すのにちょっと大変と思いがちですが
ガス漏れスプレーをかければ
すぐに漏れている場所を特定できます。
よくエア漏れする箇所
よくエア漏れを発見する場所
ほとんどシールテープで対処出来ます。
メーターやエアカプラの付け根から漏れていたら
一旦外してシールテープでまき直しましょう。
エアカプラからの漏れは
エアカプラ自体を交換しましょう
安全弁 圧力スイッチからのエア漏れ
ここもエア漏れしているようでしたら
シールテープでまき直しましょう。
圧縮機周りの配管
結構なトルクで締っていますが、
コンプレッサー自体の振動で
緩んでいる場合があります。
漏れているようでしたら
同じくシールテープをまき直して締めましょう
ドレンコックからのエア漏れ
ドレンコックはタンク内のエアーを抜く目的と
タンク内に溜まった水を抜く目的があります。
空気を圧縮すると水が出ますので
タンク内には水が溜まります。
タンク内は鉄板がむき出し状態ですので
さびの混じった水が出てきます。
ドレンコックの付け根から漏れている場合は
シールテープでまき直して付け直しましょう。
さびの混じった水ですから
ドレンコックが詰まる場合があります。
その場合はドレンコックの交換になります。
大変な箇所のエア漏れ
タンク内は鉄板のむき出しの状態ですので
コンプレッサーから出る水の影響で
赤さびが出ます。
出来れば終業ごとにエア抜きをしましょう。
エア抜きを長年放置しておくと
タンク内のさびで
タンクに穴が空くことがあります。
ここに穴が空くと修理に出さなくてはいけません。
広く穴が空いている場合は
そのコンプレッサーの使用をあきらめましょう。
タンクの溶接は危険です
タンクの溶接は危険ですので禁止されています
エアタンクと思ってかんたんに考えないで下さい。
過去に事故になったことがあります。
少しでしたら弊社の特殊剤で埋めることも出来ます。
弊社にご連絡下さい。
分解しなければ直らないエア漏れ
オイル注入口からのエア漏れ
オイルを入れすぎたときに
オイル注入口からオイルが混じった空気がでます。
オイルを適正に入れても
激しく吹き出してくるような
空気の漏れ方は
要注意です
エアを圧縮しているピストンリングが
折れている可能性があります。
こうなると修理業者に任せるしかありません。
エアコンプレッサー以外のエア漏れ
工場などで配管してエアを供給しているところもあります。
配管からのエア漏れも直した方が良いです。
エアが漏れているとコンプレッサーは
圧力が低くなると規定の圧力で動作してしまいます。
その分コンプレッサーの稼働率が多くなるわけです。
エアコンプレッサーは停止している時間が
長いほど機械が長持ちします。
せわしくコンプレッサーが動いていると
コンプレッサー本体の寿命が縮まります。
最低でも5~10分ほど停止しているような
使い方が望ましいです。
以上参考にしてエアコンプレッサーを使用しましょう。