【論説】“コンプレッサーが壊れた”とき、あなたの工場が止まる - コンプレッサー修理 オーダーメイド復刻部品製造 ガス切断器 CAD製図 / 東京都 江戸川区 藤井商店

【論説】“コンプレッサーが壊れた”とき、あなたの工場が止まる

コンプレッサーの取扱 エアコンプレッサー

ものづくりの現場において、 コンプレッサーは空気を動力に変える縁の下の力持ちである。

だが、もしこの装置がある日突然止まったとしたら——。
現場に混乱が生じ、生産がストップし、予定が狂う。それは決して誇張ではない。
いま、最もよく見られるトラブルの一例として
「中古のコンプレッサーをしばらく使っていたら、
ある日突然モーターが止まった」という症状がある。

このとき多くの使用者が「モーターが焼き付いた」と考えるが、
実際はバルブの破損が原因であるケースが多い。

圧縮空気を作るためのバルブに不具合が生じ、
過負荷がモーターにかかることで停止するのだ。

素人が手を出すべき領域ではない。
専門知識と専用工具を備えた技術者の介入が必要である。

次に、よく起こる不具合が「圧力スイッチの故障」である。

これは電源のオン・オフを自動制御する装置であり、
言うなれば“コンプレッサーの神経系”とも呼ぶべき存在。

圧力スイッチは消耗品であり、長く使えば必ず寿命がくる。
故障すれば過剰圧力が発生し、安全弁が作動したり、
逆に全く動かなくなったりする。

幸い、この部品についてはネットで正規のものを購入することもできるので、
信頼できる販売元から入手されたい。

さらに、日々のメンテナンスにも目を向けていただきたい。
多くの利用者が忘れがちなのが「ドレン抜き」、つまり水抜き作業である。
コンプレッサーは大気を圧縮する機械であり、
その過程でタンク内には大量の水が発生する。
これを放置すればタンク内部で腐食が進行し、

ついにはバルブや圧縮機そのものに深刻なダメージを与える。

水を放置するということは、コンプレッサーの寿命を自ら縮めているようなものである。

では、正しい「使い方」とは何か。

たとえば、1馬力の機械を動かすからといって1馬力のコンプレッサーを選ぶのは誤りである。
必要とされるのは“余裕”だ。1馬力の機械ならば3馬力のコンプレッサー、
3馬力の機械なら5馬力のコンプレッサーが理想だ。

理由は明快、機械が動作していない時間にコンプレッサーを“休ませる”ためである。

連続運転は機械の敵である。
内部温度が上昇し、潤滑油の劣化、モーターへの過負荷を招く。
目には見えないが、静かに寿命を削っているのだ。

壊れたらどうするか。買い替えるのか、それとも修理するのか。

その判断基準も「使い方」によって変わってくる。
もし、1馬力で限界まで使い倒して壊したなら、
次は3馬力へ。3馬力で故障したなら、次は5馬力へ。
余裕を持たせることで、あなたの生産ラインは安定し、
機械の寿命も飛躍的に延びる。

最後に、インターネットで流通している 安価な新品コンプレッサーについて警鐘を鳴らしたい。

確かに値段は魅力的だ。しかし、それらの多くは「保証がない」「設置が自己責任」といったリスクを抱えている。
設置スペース、電源工事、排気・吸気の取り回し、
ドレン処理……どれをとっても、一般のユーザーが簡単にできるものではない。
安物買いの銭失い、という古い言葉が思い出される。

コンプレッサーは“産業の心臓”とも言われる装置だ。
この心臓が止まると、ものづくりの現場は動かない。
あなたの現場に合ったコンプレッサーを選び、
適切に扱い、定期的にケアをすること——それが現場を守る第一歩である。

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