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なぜバーガーキングは、マクドナルドに勝てないのか?

バーガーキングVSマクドナルド

ダン・ケネディのマーケティング論から学ぶこと

 

ダン・ケネディは、ダイレクトマーケティングの第一人者として知られる人物です。

 

彼は、マーケティングの間違いのほとんどは、

「メッセージ」、「市場」、「メディア」の3つのうちの1つ以上に起因すると述べています。

 

今回の記事では、バーガーキングのマーケティングを例に挙げ、

マーケティングの間違いから学ぶべきことを解説しています。

バーガーキングのマーケティングの間違い

バーガーキングは、マーケティングキャンペーンにおいて、

「Our Food's Better(私たちの商品はより美味しい)」

というメッセージに固執しています。

 

しかし、これはファーストフード業界においては、

消費者が最も求めている価値ではありません。

消費者がファーストフード店に求めるのは、

早さです。 そのため、マクドナルドは、

スピーディなサービス提供を重視したマーケティングを展開し、

成功を収めてきました。

 

一方、バーガーキングは、味の良さを訴求する

マーケティングを展開していますが、

消費者のニーズを捉えきれていません。

そのため、売り上げが伸び悩んでいるのです。

 

マーケティングの間違いから学ぶこと

今回の記事から学ぶべきことは、

マーケティングにおいては、

消費者のニーズを正しく理解することが重要だということです。

 

バーガーキングは、消費者が求めているのは早さであることを

理解していなかったため、失敗を招いてしまいました。

 

居酒屋を経営している場合も、

同じように、消費者のニーズを正しく理解することが重要です。

居酒屋に求めるものは、人によって異なります。

 

そのため、ターゲットとする顧客層を明確にし、

その顧客層が求める価値を提供するマーケティングを行うことが大切です。

また、マーケティングは、常に試行錯誤を繰り返しながら、

改善していくことが重要です。

 

成功するマーケティングは、一朝一夕で実現するものではありません。

失敗から学び、改善を重ねていくことで、成功に近づくことができるのです。


この記事はダイレクトマーケティングの

記事を抜粋した物です。

詳しくはダイレクトマーケティングにおといわせ下さい。

居酒屋を経営してるけど、売上が伸びない?

東京と地方、

潰れかけだった二つの飲食店を

繁盛店にした事例が載っています。

 

From ダン・ケネディ

マーケティングの間違いのほとんどは、 マーケティングの本質的な間違いであり、
「メッセージ」、「市場」、「メディア」の3つのうちの1つ以上に起因しています。

なので、あなたの目標としては、間違いを無視することではなく、間違いから早く学ぶことです。

バーガーキングは、マーケティングの本質的な問題を抱えながら、それを解決しようとしない素晴らしい例です。

それが何であるか、おわかりになりますか?

 

バーガーキングは、ニューヨークのすべての広告代理店に対して

もう3回以上マーケティングキャンペーンの作成依頼をしています。

バーガーキングはそれらの広告代理店を解雇し、

次の代理店を雇い、そして今、彼らは解雇した代理店を再度起用しなければなりません

 

(なぜならすべての代理店を既に使ってしまったからです)。

そして、マクドナルドよりも悪い結果になっています。

ウェンディーズ(ハンバーガーチェーン店)にも負けています。

ジャック・イン・ザ・ボックス(ハンバーガーチェーン店)がある地域では

現在5位になっています(ジャック・イン・ザ・ボックスよりも悪い結果になっているのです)。

 

しかし、彼らはなぜマクドナルドに勝てないのか、その理由がわからないのです。

彼らが最も活用している「Our Food's Better(私たちの商品はより美味しい)」という

 

宣伝文句について一度考えてみてください。

彼らはいつも、フライドポテトの味覚テスト結果を示すように

フライドポテトがいかにマクドナルドよりも美味しいかという、

味の改良点について話したがります。

 

ハンバーガーについてもまったく同じです。

>私たちはそのハンバーガーがより美味しいことを知っています。

もうわかりきっているのです。

 

そして、その宣伝文句は上手くいっていません。

では、このマーケティングから最も学ぶべきことは次のうちどれでしょうか?

 

  • 1.無反応な市場をターゲットとした
  • 2.メッセージやオファー内容が悪い
  • 3.人々が求めていないものを売ろうとしている
  • 4.的外れな人に何かを売ろうとしている
  • 5.的外れなメカニズムでそれを行おうとしている

 

答え:メッセージやオファー内容が悪い

彼らは自分たちがファーストフード・ビジネスをしていることを忘れているようです。

キーワードは「ファースト」です。

 

人々がそういう場所に行く理由は、早さであって、

味の良さではありません。

美味しいものが食べたければ、そういった店には行かないでしょう?

美味しいものが食べたければ、レストランに行くのです。

 

でも、早さを求めて行くわけで、マクドナルドは一貫してその戦いに勝利しています。

なぜなら、マクドナルドが最も早く、あなたは店に入って、すぐに出ていくことができるのです。

 

マクドナルドは、店内で注文して、のどに流し込んで、3分後には店を出られます。

バーガーキングは、カウンターに立ったまま、よくもわからずに、ずっと待たされます。
システムもなく、

ただただ混沌としています。

彼らはそのシステムを修正する必要があります。

彼らは消費者が望んでいないものを売ろうとすることに固執しているのです。

これはマーケティングの本質的な問題です。

 

そして、彼らはそれを修正したことがありません。

しかし、ファーストフード業界での戦いで肝心なことは、

品質が勝つことはないということです。

 

これまでも、そしてこれからも、

良い品質を提供するためにスピードを犠牲にすることはやってはいけません。

消費者がファーストフードに最も求めるものは「早さ」なのです。

 

アービーズ(ファストフードチェーン店)も同じような問題を抱えています。

タコベル(ファストフードチェーン店)は、店に来ている顧客以上の数にまでメニュー数を増やしています。

わかりますか?

 

つまり、彼らの提供スピードはさらに遅くなり、顧客は待ち時間が長くなっているのです。

マーケティングの間違いのほとんどは、

マーケティングの本質的な間違いです。

 

もしあなたがここ数日のメールを見逃していたのであれば、

マーケティングの本質的な間違いを別の事例を使って詳しく説明し、

さらに負けから学ぶことによって、

勝ちにつながる準備方法について説明したいと思います。

 

-ダン・ケネディ

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