吹管(すいかん)って何だろう?
私のかかわっている吹管(すいかん)とは
ガスバーナー 切断用吹管 加熱用吹管の事です。
なんで吹管(すいかん)って呼ぶの?
ウィキペディアで調べると大きい意味で
Blowpipe ブローパイプ(トーチ用吹き矢)と呼ばれます。
昔は直接炎をパイプを口にはさんで吹き付け
炎に空気を送り込み燃焼温度を上げます。
炎に酸素を与えると高温になります。
今でも細かい銀ろう付けでも
吹管を口にはさんで溶接している方もいます。
ここから派生して1800年代にガス、酸素を用いた
現在の吹管 ガスバーナーが出来ました。
やうちわであおぐのと一緒です。
酸素を与えると火が勢いを増します。
ガスバーナーのガスの吸込み
ここにガスバーナーの図があります。
面白いことに
ガスバーナーは3.混合管(こんごうかん)の部品が無いと
酸素が出ていてもガスが吸い込み にくくなります。
混合管(こんごうかん)は吸い込み管とも呼ばれます
混合管(こんごうかん)は吸い込み管(すいこみかん)とも呼ばれます。
中身はただの筒、管ではなく
内部でラッパ状になっています。
入り口はすり鉢状になっています。
これが吸込みの機能をしているのは間違いありません。
以下はA切用の吸い込み管の部品です
入口が狭く、出口が広くなっていることがわかります。
気体の流速(りゅうそく)を変えて吸込み現象がおきています。
吸い込み管が無い状態でガスのバルブを開けても
酸素は出ますが、ガスが少ししか出ません。
吸込み管でガスを吸っている状態が無いからです。
※火が安定せず逆火しますので試さないようにしてください。
酸素が出ることで強く流速変化(りゅうそくへんか)を即し
ガスが一緒に吸い込まれて、出て混合ガスを作り出します。
酸化炎 内炎と外炎が作られます。
ガスが出にくい症状
また以下の症状でもガスの吸込みが悪い場合があります。
- 酸素の通り道に穴、亀裂がある
- 吸込み管の先のパイプ、器頭の付け根の銀ろうがはがれている
- 持ち手のはんだがはがれている
アポロコック、各バルブが正常であって
ガスが出にくいと思ったら以上3つを疑いましょう。
まとめ
先輩方に吸い込み管があるから吹管とよぶのだと教えられ
その通りだと思いましたが、
昔から吹管と呼ばれていたようです。
原始的な物はすでにエジプト時代、マヤ時代からあったことが
金細工、銀細工からわかります。
人類の技術の進化はすごいものだとおもいます。
吹管(すいかん)とはガスバーナーの事です。
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